企画作品まとめ

急に言われた、1つの報告

嘘だと信じたかった…… その一瞬だけ私は神様を恨んだ

キミが「嘘だ」と言ってくれるのを 心のどこかで願ってた

「引っ越すの」

そんな言葉だけで信じたくなかった 唯一話せる人なのに。 親友なのに。

多分、笑ってるだろうな いや、泣いてるかな

そう言ってキミとの通話は 切れた―。

誰が忘れるかって

信じれないまま学校へ行った

1週間後に引っ越すキミは

今日まで学校に来るらしい

けど何故かキミの顔を見たくなかった

お礼を言い合った

そんな時間は直ぐに過ぎていくけど

ちょっとの時間でも一緒にいようと 寄り添った

私達ってちっちゃい時にコンビ名作ったよね？

確か……

「パズル」

だったけ？

私達のパズルは

ピースが消えて

未完成だけど

次会った時は

ピースがあるよね

まだ未完成パズルな私達は

笑顔で別れを告げた

パズルが完成したかは また別のお話……