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主
主
翠
重い身体を起こし少し伸びをする
翠
翠
足を地面につけ1階へと降りていく
翠
ルームメイトに聞こえるか聞こえないか分からない程度の声をあげた
真陽菜
真陽菜
優しい声が部屋に響く
華
蒼介
翠に気づいた華が軽く挨拶をする
真陽菜
真陽菜
蒼介
真陽菜
ソファに座りながらテレビを見ていた 蒼介が此方を見ずに応える 。 真陽菜は呆れて 翠の方を見た 。
真陽菜
真陽菜
華
翠
翠はそう言いコップにコーヒーを注いだ。
真陽菜
真陽菜
そう言い真陽菜が部屋から出ていく 。 翠は コップを口に 運び 1口飲んだ 。
華
華
華
翠
蒼介
蒼介がそう言うと華は呆れた顔で何も言わずに部屋を出ていく
しばらく部屋に沈黙が流れた
翠
蒼介
翠
翠はコーヒーを飲み終わるとリビングの椅子に座り蒼介を見つめた 。
翠
蒼介は何も 知らないんだろうな
蒼介
俺の気持ちなんて 。
あれは確か 2年前のことだったかな
翠
何も食べるものが無くて路頭に迷っていた所だった
蒼介
蒼介
優しい声が聞こえて
翠
つい甘えてしまった
蒼介
蒼介
暖かい肉まんをくれて
翠
蒼介の手から奪い取ってひたすら必死に食べた
蒼介
その時に見た蒼介の笑顔がとても綺麗で
翠
ありがとうとお礼も言えなかったっけ
蒼介
翠
蒼介
俺は蒼介に言ったつもりだったけど 蒼介は 肉まんに対して 言っている と思っていたんだと 思う 。
蒼介
蒼介
そう言って俺に手を差し伸べる蒼介がたまらなく好きだった 。
翠
あれが俺と蒼介の出会い 。
蒼介は覚えてもいないかもしれないが 俺はあの時人生で初めて恋をしたんだ
蒼介
無邪気に笑う蒼介がその時の俺の中で1番かっこよく輝いていた 。
翠
あの時からずっと蒼介が気になって仕方なくなった
蒼介
蒼介は変わってしまった
翠
あの時のような笑顔を見せなくなってしまった。 俺はまたあと時のような蒼介の笑顔を見たいだけ … だと思う 。
蒼介
翠
蒼介
翠
俺の気持ちなんて伝わるはずない 。 伝わったら今の関係が壊れそうで怖い こんなことを思っているのも俺だけだろうけど 。
蒼介
翠
壊れても壊れなくても
思いは伝えた方がいいのかもしれない
今まで溜め込んできた思いを全部 全部 …
翠
翠
翠
翠
主
主
主