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入学式からしばらくたったある日
俺は３組の前に来ていた
廊下から教室をのぞくと
目黒蓮
……あ！
目黒蓮
（〇〇さんだ
窓側の席で女子と喋っていた
目黒蓮
（話しかけてみよう、かな
目黒蓮
（でも、覚えてない、かも
俺が立ち止まって考え込んでいると
渡辺翔太
〇〇
〇〇
ん？
渡辺翔太
ここの問題、教えて
〇〇
あぁ、ここね
塩顔でかなりモテそうな男が
〇〇さんの席に近寄っていった
目黒蓮
（呼び捨てかよ
もやもやした
〇〇
だから、この答えになるよ
渡辺翔太
ほう、なるほど
渡辺翔太
サンキュ
渡辺翔太
（わしゃわしゃ
目黒蓮
！
男が〇〇さんの頭を触っている
〇〇
もぉ！やめてよ//
渡辺翔太
助かったわ、また教えて
〇〇
うん
目黒蓮
（…〇〇さん、照れてる…？
☆☆
相変わらず仲良いね
〇〇
そうかな？
☆☆
中学の頃から、君たちの距離感謎だよ
☆☆
ぶっちゃけ、付き合ってるの？
どうなんだろうか
……頼む！
〇〇
付き合ってないけど
目黒蓮
（ホッ
☆☆
えぇー
なんで俺、ホッとしてんだ？
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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