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ジャミル
カリム
カリム
ジャミル
夜を明かせばもう朝5時。 毎日の朝食用意の時間にきっちり起きては部屋を出て、ドアを閉める。
……ふと、カリムの部屋のドアに視線が誘導される。
ジャミル
むしゃくしゃした気持ちを発散すら出来ず、一日の始まりが最悪で最悪で堪らない。
…まあ、今日が学校でないことが唯一の救いと言えるだろうか。
廊下、大広間を経由して、キッチンに辿り着く。いつもと何ら変わりない、なのに、何だ?この不快感は
下品な話にはなるが、出すものを出したからな。身体はスッキリとしている。皮肉かと思い顔を顰めてしまうほど、本当に、爽快な。
ジャミル
大きめな独り言が広いアイランドキッチン内で反響し、そして自身の頭の中でも反芻(はんすう)した。
疑う余地も無くわかっている癖に。
ジャミル
は、はは、そうだ聞いてくれよ!
俺は昨日カリムの寝室に入って、上に覆い被さり襲った。カリムの細い腕が俺の肩を抑え、苦虫を噛み潰したみたいな苦しい表情をした。そう、俺が見たかったのはアレだ!そこまでは完璧だったんだよ!
ああ……、いつ見ても… 演技にしても主演をかっさらってしまえる様な…傑作だ、 きっと忘れない
いざ行為が始まる妄想をして、ああ、それは吐き気がしそうだったんだけれど。そしたらきっと、もっと嫌がって泣きじゃくり、馬鹿みたいに許しを懇願するかなって
思った
おもったのに、なあ……
絶対におかしい。だってあいつは嫌がる所か、愛しさを全面的に出した表情を見せたんだ。 俺はお前に優しさの欠片も残さずしてやったと言うのに、
そして甘ッたるいカリムのあの嬌声を聞いたと同時に俺は、カリムの中で果てて吐精した。 2mm越しに締め付けて吸い付いて、離さない後孔から萎れかけた自身を引き抜く。
行為が終わってから、 カリムは口を開く。
カリム
それもその声は今まで聞いてきた声と何ら変わりなく、特別違う感情を読み取れる訳でもなく、
本当にいつもの声で、
止まらない嘔吐感でいっぱいになって、思わず顔が地面に向いた。 こんなの俺が望んでいたものじゃなかったんだ。
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カリム
ジャミル
カリム
ジャミル
いつもとそう変わらない、カリムのあどけない笑みが俺に降りかかる。