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【LINE】新しい彼女がお金持ちなのを自慢してくる元カレ→その彼女の本当の姿を教えてやったら

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【LINE】新しい彼女がお金持ちなのを自慢してくる元カレ→その彼女の本当の姿を教えてやったら

1 - 【LINE】新しい彼女がお金持ちなのを自慢してくる元カレ→その彼女の本当の姿を教えてやったら

♥

29

2022年07月30日

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セイ

おい!サン!

セイ

お前そろそろ彼氏できたか?

セイ

俺はなー

セイ

もう彼女できたぞ!

セイ

どうだー?

セイ

悔しいだろ?

セイ

しかもなー

セイ

めちゃくちゃ金持ち!

セイ

大学生なのにすごい生活をしてるんだー

セイ

まだ付き合ったばかりだけど

セイ

これからが楽しみだなー!

サン

セイ君…?

サン

別れてから連絡取ってなかったから…

サン

半年ぶりだね…?

サン

新しい彼女できたんだ

サン

それは良かったね…

セイ

そうなんだよー!

セイ

いやー!

セイ

お前にフラれたときはよ

セイ

全然理由もわからなかったから

セイ

めちゃくちゃ落ち込んだけど

セイ

そのおかげで新しい彼女と出会えたわけなんだから

セイ

感謝しないとな!

セイ

別れてくれてありがとな!

サン

別れた理由わからないって…

サン

あの時さんざん伝えたのにね…

サン

理解できてなかったんだ…

セイ

ん?

セイ

なんかお前言ってたっけ?

セイ

もう過去の話過ぎて全然覚えてないわ笑

セイ

全然わかんないや笑

サン

随分能天気だね…

サン

相変わらず

サン

そういう所が最初はいいなーと思ったんだけどね…

セイ

そりゃ

セイ

何ていったって

セイ

新しい彼女ができたからな!

セイ

しかも金持ちの!

セイ

ハッピーよハッピー!

サン

それはよかったね…

サン

私の時みたいなことにならないといいね?

セイ

今回の彼女は絶対逃したくないからな!

セイ

俺の楽しい楽しい大学生活のために!

セイ

なんでお前と別れたのか覚えてないけどよ!

セイ

頑張って長続きするようにするわ!

サン

本当に覚えてないんだね…

セイ

あぁ!

サン

はぁ…

サン

付き合う前は全然わからなかったけど

サン

いざ付き合ってみたら

サン

セイ君のお金遣いが荒くて

サン

もう一緒にいれないなってなったからじゃない…

セイ

金遣い?

セイ

そんな別れるぐらいの話だったっけ?

セイ

確かに俺って結構大胆な所あるからなー!

セイ

あんまり覚えてないけど

セイ

なんだろ?食事代とか?

セイ

ちょっと自分への投資をしすぎた所があったかな?

サン

自分への投資ぐらいで私が別れるわけないでしょ…?

サン

そんないい理由じゃなくて

サン

単純にギャンブル問題よ…

セイ

あー!

セイ

はいはいはい

セイ

まぁあの時は競馬とかパチンコにハマってたからなー

セイ

大学も行かずずっと行ってたな

セイ

まぁ、それについては今もだけど笑

サン

え、今もやってるんだ…?

セイ

おう!

セイ

当たり前だろ?

セイ

あんなにひりつくような緊張感を与えてくれるもの

セイ

そんなにすぐ止められるわけないだろ?

セイ

相変わらずやってるよ!

サン

だってあの頃

サン

パチンコも競馬も負けが続いて

サン

借金がかなりあったじゃない…

サン

それなのに懲りずにまだやってるなんて…

セイ

もちろん!

セイ

楽しいからな!

サン

200万も借金あった人のセリフじゃないでしょ!

サン

聞いたことないわよ!

サン

大学生で借金が200万もある人!

セイ

いやいや

セイ

結局あの時の借金も返したからな

セイ

ノープロブレムノープロブレム

サン

覚えてないの?

サン

それも私が半分返したんでしょ!

サン

本当に記憶にないの?

セイ

え?

セイ

そうだっけ?

セイ

そういえばそんなこともあったような…

セイ

ありがとね!

サン

なにがありがとねよ…

サン

あきれた…

セイ

いやーでも借金を返してくれるなんて

セイ

なんだかんだお前もいい女だったんだなー

サン

いまさら…

サン

もういい?

サン

新しい彼女ができたなら

サン

あんまり私に連絡しない方がいいんじゃない?

サン

元カノに連絡するなんて

サン

嫌な人は嫌でしょ?

セイ

いやいや

セイ

新しい彼女はそんなの気にしないんだよー

セイ

器が広いし

セイ

お金持ちだから懐はもっと広いからなー!

セイ

最高だわー

サン

何をうまいこと言ってるのよ…

セイ

そうだ!

セイ

彼女の周りにも結構色々なお金持ちな奴らがいるからさー

セイ

お前にも紹介してやるよ!

サン

別にいいわよ…

サン

新しいお金持ちの彼女の自慢ばっかりしてるけど

サン

そんなにお金持ちなの?

サン

あんまりにも言ってくるからちょっと気になってきた

セイ

そうなんだよ!

セイ

大学にベンツで通学してきてるらしいし

セイ

基本的に電車は乗らない生活らしいんだよなー

セイ

しかも

セイ

大学終わった後はいつもは銀座でお買い物したりご飯食べたりしてるらしいんだよ

セイ

まさしくセレブって感じだよな

サン

へぇ

サン

それはすごいね

サン

典型的なお金持ちって感じ

サン

あなたも乗せてもらってるの?

セイ

いや

セイ

俺はまだ乗せてもらったことはないから

セイ

これからのお楽しみだな!

サン

そうなんだ…

セイ

しかもさ!

セイ

土日で飛行機に乗って色々ご飯食べに行ったり

セイ

スキューバダイビングとか船でクルージングしたりとか

セイ

どうだ?

セイ

聞いているとすごいだろ?

サン

そうね…

サン

なんか話を聞けば聞くほど

サン

そんな人が

サン

ギャンブルで借金しちゃうような人

サン

好きになると思えないけどね…

セイ

そうか?

セイ

まぁ不思議な魅力が俺にはあるからなー

セイ

そこを気に入ってくれたんだよ!

サン

そうですか…

サン

ていうか、そんなお金持ちの人

サン

どこで出会うの?

セイ

それがな!

セイ

大学の授業でたまたま横に合って

セイ

競馬とかの話で盛り上がって

セイ

付き合ったんだよ!

セイ

なんかよくわからないけど

セイ

馬主もやってるらしくてさ!

サン

なにその出会い方…

サン

すごいね…

セイ

もう運命的だね!

セイ

俺はこの子と出会うために大学に来てたんだ

セイ

競馬もやっててよかったー!

サン

そうなんだね…

サン

相変わらず能天気なのね…

サン

もう私には関係ないけど

セイ

まぁお前も頑張れよ!

セイ

俺みたいな運命的な出会いができるようによ!

セイ

金持ちのやつ紹介して欲しかったらいつでも言えよ!

セイ

元カノのよしみで紹介してやるよ!

サン

そうだね…

~数週間後~

セイ

おい!サン!

セイ

お前今日の夜暇か?

セイ

銀座で色々なお金持ちが集まる会があってさ

セイ

コンサル会社の人とか

セイ

広告業界の人とか

セイ

芸能関係の人が来るらしいんだよ!

セイ

彼氏探しにこいよ!

セイ

女の子足りないらしいんだよ!

セイ

~不在着信~

セイ

おーい

サン

なに…?

サン

今日大学に休講があったから

サン

一日家にいるんだけど…

サン

何の話?

セイ

だから!

セイ

お前の彼氏探しを手伝ってやるって話だろ?

セイ

俺って優しいからさ!

サン

なにそのいらないお世話…

サン

別にいらないわよ…

セイ

えー!

セイ

もったいないぞ!

セイ

色々なお金持ちが集まってるから

セイ

絶対いい機会だと思うのに!

サン

私は別にお金持ちと付き合いたいわけじゃないから

サン

必要ないのよ

セイ

なんでだよー

セイ

お前の家別にお金があるわけじゃないだろ?

セイ

お金があるといいぞー

セイ

思う存分に好きなことができるだろうからなー

サン

私の家のことは今関係ないでしょ?

サン

そんな話するだけならもういい?

サン

私別に暇なわけじゃないの

セイ

変に強がっちゃってさー

サン

は?

サン

どういうことよ

セイ

素直に言ったらいいのに

セイ

お金持ちの彼氏が欲しいって

セイ

どうせ普通の女なんてみんなそう思ってるんだから

セイ

いいチャンスだぞ?

サン

なにその失礼な言い方…

サン

そんな勝手な決めつけしないで

セイ

別に失礼な言い方なんてしてないだろ笑

セイ

おおげさだなー

セイ

まぁとりあえずさ

セイ

気が向いたら遊びに来いよ!

サン

はいはい…

セイ

みんな若い子と遊びたくて来てるらしいから

セイ

普段会えないような子

セイ

お前まぁまぁかわいいし

セイ

なんてったって

セイ

女子大生で若いからな

セイ

きっと人気者になれるよ

セイ

女の子は参加費タダだしな!

セイ

タダでお金持ちと会えるなんて

セイ

最高だろ?

サン

余計気持ち悪いわよ…

サン

そんなおじさん連中がいる所にいくなんて…

セイ

そうかなー?

サン

てか…

サン

ずっと気になってたんだけど

セイ

なんだよ

サン

新しい彼女の名前

サン

なんていうの?

サン

そんな怪しい集まり開いてる人

サン

どんな人か気になるし

サン

大学で会ってもなるべく近づきたくない…

セイ

は?

セイ

なんだよそんな急に気になって

セイ

ルナって子だけど

サン

え?

サン

ルナって…

サン

もしかして…

セイ

なんだよ

セイ

知ってる子か?

セイ

そんな偶然もあるんだな!

セイ

また運命感じちゃうな!

サン

知ってるというか…

サン

もしかして苗字って遠山?

セイ

おー

セイ

そうそう

セイ

意外とあんまり聞かない苗字だからな

セイ

なんだ知り合いなんだ

サン

う、うん…

サン

高校生の時からの知り合いかな…

セイ

へぇー!

セイ

あんな感じだったら

セイ

さぞかし高校生の時も派手な生活をしてたんだろうなー

セイ

車で通学とか

セイ

勉強も家庭教師たくさんつけたりとか

セイ

そんな感じだったんだろうなー

サン

そ、そうだね…

サン

高校生の時は確かにそんな感じだったかなー

セイ

やっぱりそうかー!

セイ

いやー!

セイ

やっぱり金持ちは生活が違うな―

サン

途中まではね…

セイ

へ?

セイ

ど、どういうこと…?

セイ

途中まではって…

サン

彼女の家

サン

元々は不動産を持っていたり

サン

会社を何社か経営していたりとかで

サン

相当なお金持ちだったし

サン

生活もかなり派手にやっていたんだけど

サン

ある時から急に会社の業績が急速に悪化したらしく

サン

不動産を色々と手放したり

サン

自宅も売ったりしたらしいよ?

セイ

へ…?

セイ

自宅を売る?

セイ

不動産を手放す?

セイ

そ、そんなわけ…

セイ

だって今でも不動産収入で

セイ

毎月1千万入って来てるって…

セイ

自分も何個か不動産持ってるから

セイ

百万ぐらいは毎月自由に使えるって

セイ

そうルナが言ってたぞ…?

サン

それはたぶん嘘ね…

サン

彼女高校の時もそうだったのよ…

セイ

ど、どういうことだよ…

セイ

そうだったって…

サン

彼女家がお金持ちじゃなくなってからも

サン

ずっと同じように派手な生活をしてたのよね

サン

生活水準を落としたくなかったのかもね

サン

皆怖くなって

サン

もうあんまり彼女とは関わらないようにしてたけど

サン

噂では借金をしながら

サン

派手な生活を送ってるって…

セイ

そ、そんな…

サン

まぁSNSを使ってて

サン

金持ち女子高生

サン

みたいなキャラでインフルエンサ―もしてたから

サン

止められなかったのかもね…

サン

企業案件とかもやってたから

セイ

そ、そんな…

サン

しかもなんか

サン

お金を得るために

サン

斡旋事業みたいなのもやってるみたいな話もあって

サン

ちょっと犯罪チックな話もあるのよね…

セイ

な…

セイ

あ、斡旋…?

サン

そう

サン

金持ちの男性や女性を集めて

サン

そこに若い男性や女性を連れて行って

サン

マッチングするみたいなことをやってたらしいよ…

セイ

な、なんだよそれ…

サン

まぁあくまで噂だけどね?

サン

でもさっきの話を聞いてたら

サン

あながち噂ってことでもないのかもしれないね…

セイ

そ、そんな…

セイ

ルナがお金持ちじゃないなんて…

サン

かわいそうにね

サン

私は高校生の時からそんなに仲良くなかったし

サン

連絡先も知らなかったから

サン

特になにかルナから連絡来るとかはなかったけど

サン

連絡先を交換している人とかには

サン

結構連絡来てたらしいわよ?

セイ

さっきの斡旋の話?

サン

それもそうだけど…

サン

なんかよくわからない投資の話とか

サン

絶対勝てるギャンブルの方法とか

サン

怪しい情報商材みたいなものとか

サン

色々と売りつけようとしていたらしいわ

サン

まぁ

サン

誰もそんなの引っかからないけどね?

セイ

え…

セイ

そういのってさ

セイ

本当だったりしないの?

サン

そんなわけないでしょ?

サン

よく言われる話だけど

サン

もし仮にそれが本当だったとして

サン

そんな不特定多数に広まるように教えたりはしないでしょ?

サン

考えたらわかるわよ

セイ

へぇ…

セイ

そ、そうなんだ…

サン

もしかしてあなた…

セイ

な、なんだよ…

セイ

別に俺は買ったなんて言ってないぞ?

サン

買ったのね…

サン

本当能天気もここまでいくとアホね…

サン

さすがに同情もできないわ…

セイ

だ、だって彼女の言うことなんだから

セイ

信じてあげないと!

サン

それに彼女

サン

他にも男いると思うわよ?

セイ

へ…?

サン

なんか親同士の許嫁みたいな人がいるはずだし

サン

高校の時から付き合ってるみたいな人もいるし

サン

彼女のことを支援してくれるパトロンのような人もいるし

サン

男だらけらしいわよ?

サン

彼女の周り

サン

興味はないんだけど

サン

嫌というほど耳に入ってくるわ

サン

高校の友達から

セイ

そ、そんな…

サン

だから

サン

かわいそうだけど

サン

あなたもあくまで彼氏の一人

サン

もしくは金づるの一人ね

セイ

くそっ…

セイ

借金をしてまで

セイ

色々と彼女から買ったりしたのに…

セイ

騙されたのか…

サン

あなた…

サン

また借金したの…?

サン

もうどうしようもないわね

セイ

た、頼む…!

セイ

また返すの手伝ってくれよ!

サン

付き合ってるわけでもないのに!

サン

そんなことするわけないでしょ!

サン

もう付き合ってても面倒見切れないわよ!

セイ

そんな…

サン

さようなら

サン

今度は普通の女の子と付き合うことね

~後日談~

サン

その後

サン

セイは彼女と別れ

サン

借金を返すために大学に通いつつ

サン

必死にバイトで働いているそうです

サン

親もどうやら彼の借金が耳に入ったらしく

サン

相当怒って

サン

何も援助をしないことにしたらしいです

サン

私はそんな話は全く関係なく

サン

真面目に大学に通って

サン

同じゼミで新しい彼氏ができました

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