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雪菜(美咲)

ん……

時計を見る。

時刻は午前7時を指していた。

由美

こら雪菜

由美

早く準備して!

由美

遅刻するでしょ!

雪菜(美咲)

え?

雪菜(美咲)

あ、はい

由美

?聞き分けが良いのね

由美

いつもなら反抗するのに笑

由美

変な子笑

小柄で可愛らしい女性。

どうやらこの人が

貴斗の奥さんらしい。

貴斗

おはよう

雪菜(美咲)

あ!

貴斗

どうした

貴斗

変なやつだな笑

貴斗

ほら、幼稚園の準備して

雪菜(美咲)

は、はーい

大人になった貴斗。

あの頃よりもおしゃれになり

見た目もシュッとして

理想の男性になっていた。

雪菜(美咲)

(びっくりした……)

由美

ほら、早くご飯食べて

雪菜(美咲)

うん

雪菜(美咲)

美味しい!

由美

どうしたのよ今日は笑

由美

面白い子ね笑

由美

あ、お父さん

由美

ネクタイ曲がってる

貴斗

ああ、ありがとう

これだけ見れば微笑ましい家族だ。

でもそれは

私にとって苦痛を与えるものでしかなかった。

雪菜(美咲)

……

由美

どうしたの?

由美

お腹痛い?

雪菜(美咲)

ううん!

雪菜(美咲)

大丈夫!

貴斗

んじゃ

貴斗

幼稚園行くか!

雪菜(美咲)

うん!

由美

行ってらっしゃい

由美

気をつけて

貴斗

行ってくるよ

貴斗

帰りは少し遅くなるから

そう言うと

貴斗は軽いキスを奥さんの瞼におとした。

これが10日も続く。

辛い。

苦しい。

早く気持ちを伝えてあの世に戻りたい。

でも結局

その日は気持ちを伝えられなかった。

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