hr
えっ、ur先輩?
hr
何で此処にいるんですか?
ur
実は俺も、yanと同じ用があって...
hr
あっ、なるほどね!
hr
でっ...yan先輩、話って何ですか?
yan
えっと〜...
急に七不思議の話したら
流石に可笑しいよな
あっ、そうだ!
yan
hrさんってこの学校の七不思議って
yan
なにか知ってます?
これなら不自然じゃ無い!
hr
うん、知ってるけど...
hr
話したい事ってそれ?
はず...
yan
えー、まぁ...はい
yan
実体験とかもあれば教えてください...
ur
...とにかく!教えてください!
hr
まぁ、良いよ
hr
呪いのスケッチブックって知ってます?
えっ?計画通りなんだけど!
yan
はい!
hr
なら手っ取り早いか
hr
俺、実は...
hr
その「呪いのスケッチブック」
hr
らしき物を見たことがあるんです
ur
マジすか...?!
yan
本当に?!
hr
あぁ...
hr
その時は部活が終わり帰ろうとしていた時でした
その日は辺りが暗くて
やけに静かだった
hr
よしっ、今日はこれで良いか
自分が描いていた絵を見て満足し
置いていたパレットを片付け
帰ろうとしていた時だ
hr
えっ...?
目の前に黒色のスケッチブックが
ポツリと置いてあった
さっきまで無かった筈の スケッチブックが
hr
何これ...?
まだその時、七不思議について 知らなかった
だから、これが呪いのスケッチブックだと言うことも気づかなかった
スッ
手に持ってみても普通の スケッチブックと変わらず
何の変哲も無いただの スケッチブックだった
普通の物と変わらない物だったが
一つだけ頭の中に疑問が残った
hr
さっきまで無かった筈の
hr
スケッチブックが何で此処に
置いてあるんだ?
置いてあるんだ?
その一つの疑問だけが頭の中に 残り続けていた