コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
悠 side
家に帰りついて考えていた… なんかさっき… すごく避けられた 気がしたんだけど… 俺、なんかした?
俺の周りにくる女は 大抵、キャーキャー ワーワー うざい女が多い
イケメン! 彼氏にしたい! って…騒いでるけど… 結局、見た目で判断して 俺の中身を知ってるやつなんて きっと、いない
女なんてみんな一緒
そう、思ってる俺の前に
騒ぐこともせず、気まずそうに 逃げた…美彩って女が気になる
蒼介と話をする時の彼女の目はキラキラし、優しく笑う でも俺を見た途端、目を大きく見開きパチパチと驚いた目をする。 栗色の長い髪は、ふわりと カールして 気まずそうに逃げるとき フワッと匂う 優しい香り
何故か… 気になる…
俺は蒼介に聞いてみることにした
蒼介
通話
00:00
悠
悠
蒼介
悠
蒼介
蒼介
悠
蒼介
悠
蒼介
悠
蒼介
悠
蒼介
悠
蒼介
蒼介
悠
悠
電話を切った悠は モヤモヤしていた…
次の日の朝…
俺の前を桜を見あげながら、 落ちてくる花びらに手を伸ばす 彼女を見つけた
その姿に目が離せない…
その時……!!
前から1台の自転車が彼女目掛けて走ってくる
俺はとっさに走った…
間一髪のところで、ぶつかるのは避けられた 自分の方に彼女を引っ張り 抱き寄せた…
俺の胸におさまった 彼女からは昨日と同じフワリと 優しい香りが漂った その匂いに… 一瞬ときを忘れた
………が!しかし
バッと俺の胸を押して離れようとする彼女…
美彩
顔を真っ赤にして、大きな目で俺を見た瞬間……!!
俺のブレザーのボタンに 彼女の長い髪がからまっていた
悠
美彩
周りを歩いていた生徒は 俺たちを見てキャーキャー ガヤガヤ騒いでいた
悠
美彩
悠
美彩
耳まで真っ赤な彼女の顔… 恥ずかしいのだろう
でも、俺はこの綺麗な髪を 切る事はできなかった
?
?
そんな声が聞こえてきた…
彼女にも聞こえたんだろう。 余計に慌てる様子で 無理に引っ張ろうとする彼女を ギュッと抱き寄せた
悠
美彩
少し時間はかかったが、 髪を切る事なく はずせた
美彩
と、言って彼女は走って行った
悠
悠
教室に入ると
蒼介
悠
蒼介
悠
悠
蒼介
蒼介
うざいぐらいに、ニヤニヤして 聞いてくる蒼介にイラッとした
授業中も、あのフワリと匂う優しい香りを思い出していた
思わずギュッと抱きしめたく なった…あの、感覚
ずっとモヤモヤしていた
ふと… 外に目をやると どこかのクラスが体育をしてる
あ… いた
みんなと楽しそうに喋る彼女が
髪をひとつに結び 屈託のない笑顔
その笑顔を、俺にも向けて欲しい
そう思った…
放課後…
?
悠
?
悠
悠
?
悠
蒼介
蒼介
悠
蒼介
蒼介
悠
蒼介
悠
蒼介
悠
蒼介
悠
そう言って俺は、帰った
体育の時に、ほかの男と喋ってる彼女を見てイラッとした
結局あいつもほかの女と一緒…
そう思うと、会いたくなかった
美彩 side
朝の事件で、みんなから色々聞かれて疲れた…
芹香からも、質問攻めにあい…
説明すると、すごく 羨ましがられた。
あの時… 自分の心臓の音がセンパイに 聞こえてしまうんじゃないかと 思うほど、ドキドキした。
優しく髪を解いてくれたのに… ドキドキが止まらなくて 逃げてきてしまった
今度あったら、ちゃんとお礼を 言おう
そんなことを思っていると…
ニコッと笑う 蒼介センパイが近づいてきた
蒼介
美彩
蒼介
美彩
美彩
美彩
蒼介
美彩
蒼介
美彩
美彩
蒼介
蒼介
美彩
蒼介
美彩
蒼介
美彩
蒼介
美彩
蒼介
美彩
蒼介
蒼介
シュンとするセンパイ 教えた方が良かったのかな…
でも、きっと先生は心配する
これで良かったと思うことにした
蒼介
凛子先生
凛子先生
蒼介
蒼介
蒼介
凛子先生
蒼介
凛子先生
蒼介
蒼介
凛子先生
蒼介
蒼介
凛子先生
蒼介
凛子先生
今まで、周りに色々言われて 振り回されてる悠くんだからこそ 今はそっとして置いて あげたかった
私たちの時、そっと 見守ってくれたように…
悠 side
悠
悠
勉強をしようと思って 机に向かっても 彼女のことが 気になって 仕方ない…
悠
悠
悠
そんなことを思いながら 進まない宿題を眺めてた
結局… 宿題もしないまま 眠れずにいたオレは 次の日 授業をさぼって屋上にいた
休み時間になり ドアの開く音がした
?
?
美彩
美彩
?
?
?
美彩
?
?
美彩
ふと、覗くと そこに困った顔をして 立ち尽くす彼女がいた
美彩
悠
バサッと、突然でてきた 悠に 2人とも驚いていた
?
美彩
悠
?
?
悠
?
ドアが閉まる音がして…
美彩
美彩
悠
美彩
そういって 彼女は行ってしまった…
間違ってたのか? 助けたつもりだったのに また、逃げられた…
近づきたいと思っても 近づけない
その、もどかしさに 嫌気がさしていた
悠
蒼介
悠
蒼介
蒼介
蒼介
悠
悠
蒼介
悠
蒼介
蒼介
蒼介
悠
蒼介
悠
明日から どうするかな…