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夕莉さんからのリクエスト!
~注意事項~ nmmn作品 休止中メンバー○ 地雷回れ右
俺は昔から人の感情が分かった
その人が何を思っているか
どうしたいのか
どう思っているのか
全てが手に取るようにわかった
小さい頃は
「俺って天才」
「むっちゃ便利じゃん」
な~んて思ってたけど
今となっては
ただの病気
障害としか思えなくなってしまった
何故かって?
簡単だよ
相手の思ってることが 分かっちゃうんだよ
そりゃ知りたくないことも あるさ
俺の変なところ
ダメなところ
浮いてるとこ
気持ち悪いところ
ぜんぶぜ~んぶ知ってるよ
知りたくなかったのに
これはそんな俺の
寂しくて
誰にも理解されない
そんなお話し
1人寂しく歩く通学路
今日も1人
前までは一緒に行く 友達を作ろうと努力してたけど
今はもうやめた
俺に話しかけられたくないらしいよ
上靴に履き替え
自分のクラスへと向かう
俺は2-2組
がらがら
と
ドアを開く前に
笑顔の練習しなくちゃね
よしッ
ガラガラ
赤
騒がしかった教室は 一瞬静かになったものの
数秒経つとすぐに騒がしくなった
俺って空気じゃん..w
まぁいつものことだしね
自分の席に座り イヤホンを耳につけ
そのまま時間が経つのを待った
中間のチャイムが鳴り 俺は珍しく廊下に出てみた
するとそこには
派手な髪色をした5人の 青年が話をしていた
確か隣のクラスの...
俺が考えていると紫頭のやつが 話しかけてきた
紫
なんでこいつは俺のことを 知っているのだろうか
....
あっいつも1人で浮いてて 逆に目立ってるんだw
紫
赤
赤
紫
俺は腕を掴まれた
紫
桃
桃
こんなに話しかけられたのは 数年ぶりだから なんて言えばいいか分からない
一旦話すか..
赤
赤
赤
青
自分の能力のことを 言うか躊躇った
赤
青
青
赤
だってッ
これは思い込みとかじゃないから
みんなが本当に 思っていることだから
だからッ
だからこそ辛いの
みんなが俺に抱いてる感情は 真実以外の何物でもないから
黄
赤
頬を触ると濡れていた
俺泣いてたんだ...
黄
黄
この人達なら話してもいいかもな
キーンコーンカーンコーン
赤
黄
赤
赤
紫
紫
赤
~赤過去~
俺は人の心が分かるから
おかしなことをよく言っていた
モブ
モブ
モブ
モブ
モブ
赤
モブ
赤
モブ
モブ
モブ
赤
1回だけなら問題ないだろうが
こういう出来事が何回も続いた
「気持ち悪い」
「怖い」
何回も言われた言葉
だから俺はいつも 笑っておくことにした
どんなに酷いことを言われても
黙ってニコニコしとくの
でもダメだったみたいw
今度は
「いつもヘラヘラしてて気持ち悪い」
「何考えてるか分かんない」
もう正解なんてなくてッ
俺がどれだけ頑張ったって
誰も俺の事を見てくれないんだよ
親だって
元々優しくはなかったけど
俺が大きくなるにつれて
親もどんどんおかしくなって
俺に毎日暴力暴言
耐えれなくなっておれは 家を出た
高校に入ってからも 人と関わるのが怖くて 話していない
だから尚更
今日あいつらと話すのが怖い
でも、もしかしたら
俺の事理解してくれるかなッ
なんて
期待なんかしちゃだめだよね
〜放課後〜
帰りのチャイムがなった後
アイツらが来るまで教室で ぼーとしていた
数分後静かにドアが開いた
紫
おれはゆっくり目を開けた
紫
紫
赤
黄
しれっと呼び捨てで俺の事を 呼んでいる彼を薄目で見て
おれは少しずつ話していった
家族のこと
友達のこと
そして
能力のこと
全て話終わったあと 俺は俯いた
嫌われちゃったかな...
赤
赤
桃
赤
桃
赤
青
青
青
赤
青
青
青
初めて言われた言葉
いつも言われてた言葉とは違う
赤
橙
橙
あ、
俺が今まで言って欲しかった言葉
暖かくて胸がぎゅ~ってする
赤
紫
赤
桃
桃
黄
黄
この人達なら大丈夫
信じてるから
赤
赤
疲れた...
しろ
しろ
しろ