テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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目の見えないヤンキー少女の恋

第2話 - 2話

476

2024年08月08日

#妖怪ウォッチ

#エンマ大王

#恋愛

凛🐶

ｺｿｺｿ

光莉

はぁ(学校ダルいな)

先生

光莉！そのピアスはなんだ？！

先生

それにその髪も

先生

校則違反だぞ！

光莉

......はぁ

光莉

すみませーん

先生

なんだその態度は?!💢

先生

だいたいなぁ教科書も持って来ないで

光莉

......うっせーよハゲ

先生

なんだと？！💢💢

光莉

ﾌﾝ黙れハゲっつったんだよ

光莉

じゃ私は早退しまーす

先生

待ちなさい！

光莉

(しょうがないじゃん、教科書買えるお金もないし、買えた教科書だってボロボロなんだから)

クラスメイト

陰口

ﾋｿﾋｿﾋｿ

光莉

...........

光莉

ただいまー

母

ーーーー💕💕

母の彼氏

ーーーーーー

光莉

(げ、この声、あの人帰ってきてたんだ、)

母の彼氏

おう光莉ちゃんじゃねぇか

光莉

ﾋﾞｸｯ

母

睨

母

あんた学校は？

光莉

...サボった

母

はぁ前も言ったでしょ私が彼といる時は家に入ってくるなって

光莉

...ごめん

母

あんたがどうしようと勝手だけどね

母

私に迷惑かけんじゃないよ

母の彼氏

まぁまぁ光莉ちゃんもまだ子供なんだし

母の彼氏

なぁ？

母

ちょっと！

母

彼に色目使ってんじゃないわよ！

ﾊﾞﾁﾝｯ

光莉

.......

母の彼氏

嫉妬か〜？💕

母

だってぇ💕

母

ほらお金

母

それ持ってどっか行って

母

今日は帰ってこなくていいから

光莉

うん

光莉

(はぁ、どいつもこいつも、)

光莉

(私の母ながら、顔も醜いんだろうな、)

光莉

.........

光莉

(街でもブラブラするか)

エンマ大王

........

ぬらりひょん

エンマ大王様

ぬらりひょん

集中出来ておられないようですが、何か？

エンマ大王

いや、少し考え事をな

エンマ大王

(あいつはまた遊び呆けているのだろうか、あれでは危ない目にあってもおかしくないぞ)

エンマ大王

(ただでさえ目が見えぬというのに)

エンマ大王

(また人間界に行ってみるか)

光莉

棒持って歩いてる

光莉

(暇だなぁ)

ヤンキー

よぉねーちゃん俺たちと遊ぼうぜ笑

光莉

え〜いいよ笑

光莉

私もちょうど暇してたんだ笑

光莉

火ちょうだい

ヤンキー2

ほら

光莉

ありがとう笑

光莉

ﾌｩ

ヤンキー2

その目隠しはなんだ？

光莉

私視覚障害者で生まれつき見えないんだ笑

光莉

気にしないで笑

ヤンキー

(なおさらいいなニヤ)

ヤンキー

もっとこっちで遊ぼうぜ笑

光莉

いいよぉ笑

光莉

あれ？これって壁ドンってやつかなぁ笑

ヤンキー

ノコノコ着いてきたってことはお前もそういうことやりたいんだろ？笑

エンマ大王

あれは、←空から探してた途中

エンマ大王

光莉?!

光莉

ﾆｺ

ヤンキー

...へ

ヤンキー

ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ

ヤンキー2

？！

エンマ大王

光莉

あんま舐めないでね笑

光莉

私、好きな人としかしかないから笑

ヤンキー2

このｯ

光莉

避ける

光莉

レンガで殴る

ヤンキー2

ｳｯ

ヤンキー

ﾁｯ

ヤンキー

このアマァ！

ヤンキー

バットで殴る

光莉

ｯ

光莉

痛いなぁ笑

光莉

回し蹴り

ヤンキー

ﾁ───(´-ω-｀)───ﾝ

光莉

ﾊｧ

煌炎

大丈夫か？

光莉

この声は、煌炎くん？笑

煌炎

あぁ

光莉

大丈夫だよ笑

光莉

私強いって言ったでしょ笑

煌炎

...頭から血が出てるぞ

煌炎

それに顔も、血が

光莉

(さっきの、)

光莉

大丈夫大丈夫笑

光莉

時間が経てば治るよ笑

煌炎

人間は小さな傷1つで感染症になるって聞いてるぞ

煌炎

最悪の場合死ぬと

光莉

死なないよ〜笑

光莉

...それに死んだとしても私は別にいいし

煌炎

......死ぬのが怖くないのか？

光莉

怖くないよ

光莉

死んだら妖怪になるっていうし、そうなったら目も見えるようになるでしょ？笑

光莉

妖怪ならフラフラ〜っと他人に左右されず自由に生きられる

光莉

この世に未練なんてないし

煌炎

.........

煌炎

まるで今の自分は自由じゃないと言いたげだな

光莉

...笑

光莉

どうしても息苦しいの、笑

煌炎

...、

光莉

...でも、私の願いは叶わないかもね

光莉

エンマ様はきっと、私みたいなのは妖怪にしないで地獄に落とすだろうし

煌炎

...何故そう思う

光莉

エンマ様には嘘は通じない、『私が価値ある人間でした、次の生でも真面目に価値ある人間になります！』

光莉

なんて嘘ついても意味無い

光莉

価値ある人っていうのは他人から求められる人の事

光莉

私は誰1人、生まれてきてありがとうって言われたことがない

煌炎

...は、

光莉

私を好きな人もいないし、生きて欲しいと願う人もいない、きっと妖怪になってもそう、

光莉

こんな不良品は地獄に落とすのが1番手っ取り早いでしょ

光莉

私クズだしね笑

煌炎

.......っ、そ...

光莉

エンマ様も煌炎くんくらい優しい人ならいいのにね笑

光莉

あーでも、未練ないって言ったけど、煌炎くんと遊べなくなるのは嫌だな笑

煌炎

光莉

死んだら君に会えなくなっちゃう笑

光莉

(なんて、こんなこと言ったら優しい煌炎くんは裏切らずに私の傍にいてくれるかな)

煌炎

(死んでも俺に会える、なんて言えるはずないか、)

光莉

そういえば、煌炎くん学校は？

煌炎

...途中で抜けてきた

光莉

私も同じ笑

光莉

遊び行こ笑

煌炎

その前にちょっと来い

光莉

？

光莉

痛っ😭

煌炎

我慢しろ

光莉

こんなのいいのに

煌炎

うるせえ俺が気になるんだ

煌炎

ジッとしてろ

光莉

......!!

光莉

うん笑//

光莉

ありがとう笑

煌炎

俺が勝手にやったことだ

光莉

でも嬉しかったからさ笑

煌炎

.........

煌炎

もう夕方だ

煌炎

子供は帰る時間だろ

光莉

えっもうそんな時間なんだ、

光莉

見えないから分からなかった

光莉

(煌炎くんはもう帰りたいのかな)

光莉

......､(そうだよね、夜もずっと一緒に居てくれるわけじゃない、)

光莉

(煌炎くんは普通の子だもん)

光莉

そうだね笑

光莉

じゃあそろそろ帰ろうか笑

光莉

名残惜しいけど笑

煌炎

家まで送る

光莉

...!!

光莉

いいよいいよ笑

光莉

そこまで甘えられないし

煌炎

遠慮すんな

煌炎

こんな時間に女1人で帰らせるわけ、

光莉

大丈夫だって笑

光莉

私の家、この近くだから笑

光莉

煌炎くんも親が心配すると思うし早く帰ってあげて笑

煌炎

.....分かった

光莉

笑

光莉

じゃあねまた明日笑

煌炎

あぁ

光莉

...さて、どうしようかな

光莉

(夜ご飯はコンビニでいいとして、)

光莉

ここで野宿か...

光莉

(明日になったら速攻で家に言ってお風呂入らなきゃ)

光莉

(じゃないと煌炎くんに会えない)

光莉

(....あんなに優しい男の子初めてだなぁ笑)

光莉

(煌炎くん、静かに話聞いてくれるから余計なことまで話しちゃった)

光莉

(これからは気をつけよ)

光莉

(はは、笑)

光莉

(雨が降るなんてツイてないなぁ私)

光莉

(これじゃあもっと寒いじゃん)

光莉

(笑えてくる笑)

光莉

....はぁ

？？

.........

光莉

ﾋﾞｸｯ

光莉

(誰かいる、そこに、)

光莉

(誰、こんな夜中に)

光莉

(不審者...？)

光莉

(こんなのとこに女がいたら来るの当然か)

光莉

(返り討ちに出来るかな)

？？

肩を掴む

光莉

(力強っ、)

光莉

離して！

煌炎

光莉！

光莉

ﾋﾞｸｯ

光莉

あれ、この声...煌炎くん？

光莉

(なんで、ここに...)

光莉

(てか、初めて名前呼ばれた...)

煌炎

お前なんでまだここにいんだよ

煌炎

雨にも濡れてるし、

煌炎

帰ったんじゃなかったのか？こんな夜に女1人でいるんじゃねぇよ！

光莉

ﾋﾞｸｯ

光莉

ご、ごめん...

煌炎

はぁ、心配で来てみれば

光莉

心配...してくれたの、？

光莉

私のために雨の中ここまで...

煌炎

悪いかよ

光莉

.......優しすぎだよ、笑

屋根がある所に移動する

煌炎

これ羽織ってろ

光莉

...ありがとう//

煌炎

で、なんでここにいるんだよ

光莉

...家族がウザくてさぁ笑

光莉

ちょっとお金盗んだだけで怒りまくって笑

光莉

だからめんどくさくなってここに来たの笑

光莉

(煌炎くんにとって、すぐ切り離したいような人間に演じきれてるかな、)

光莉

そしたら雨が降ってきて笑

光莉

やっぱりエンマ様がバチ当てたのかなぁ笑

煌炎

.........

光莉

まぁそんなわけで家には帰らないから、煌炎くんはもう帰ってもいいよ笑

光莉

心配させるほどの事じゃないし笑

光莉

煌炎くんがいないって知られたらみんな心配するよぉ笑

煌炎

........

煌炎

隣に座る

光莉

えっ

光莉

隣いるの煌炎くん？なんで座ってるの？

煌炎

俺も朝までここにいる

光莉

えっ?!いいよそんなの

光莉

外寒いし雨降ってるし、私濡れてるから隣にいたら尚更寒いよ？

煌炎

それなら濡れてるお前の方がもっと寒いだろ

煌炎

俺が家に帰りたくない気分なんだ

煌炎

この前遊びに付き合ってやったんだから今度はお前が付き合え

光莉

.........

光莉

うん笑

光莉

しょうがないなぁ笑

光莉

付き合ってあげる笑

光莉

(一緒にいたいっていう願いが通じた笑)

光莉

(なんでかなぁ笑)

光莉

(こんなに嬉しいの初めて笑)

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