イチカ
ねぇマユ知ってた?
マユ
何が?
イチカ
クロスケってアプリ。
マユ
あー。なんか噂で聞いたことがあるよ。
マユ
あれでしょ?
マユ
呪われるやつ。
イチカ
そうそう。
イチカ
私、入れてみたんだけど、操作の仕方がわからなくて。
マユ
やめなよ。呪われるって!
イチカ
もう!信じすぎだよ!
イチカ
本当かどうかも分からないでしょ?
マユ
そうだけど…
イチカ
マユも入れてみたら?
マユ
えぇ…危ないよ。
イチカ
私に何も起きてないんだから。
イチカ
マユにも起きないって!
マユ
えぇ。。分かったよ。。。
マユ
(入れてみたけど…)
マユ
(何も起きない)
マユ
(イチカの言っていた通り)
マユ
(大丈夫だったりして。)
2週間後
クロスケ
こんにちは。
クロスケ
クロスケです。
マユ
あ。やっと操作ができた。
クロスケ
えぇ。こちらで制限しておりましたので。
マユ
それで、このアプリって何をするためなの?
クロスケ
詳細を知らないのですね。、
クロスケ
なら教えましょう。
クロスケ
このアプリでは
クロスケ
誰でも殺すことが出来ます。
クロスケ
ですが。殺せるのはたった10人。
クロスケ
誰を殺すかどうかはあなた次第です。
マユ
まって!人を殺してしまうの?
クロスケ
ええ。
マユ
え。。。
クロスケ
意外と気持ちがいいですよ。
マユ
どうやって殺すの?
クロスケ
僕にその人の名前を言ってくれれば次の日には死んでいます。
マユ
じゃ、警察とかにもバレないの?
クロスケ
えぇ。
クロスケ
こちらはプロなので。
クロスケ
安心して使ってください。
マユ
ねぇ。
イチカ
ん?
マユ
私、クロスケから連絡来たよ。
イチカ
え!
イチカ
私まだなんだけど…
マユ
待ってたら来るよ。
イチカ
そうそう!聞いてよ。
イチカ
私、パパにこれ。買ってもらったんだー!
イチカ
このペンケース。
イチカ
マユとショッピングモール言った時に可愛いと思って!
マユ
え…
イチカ
どうしたの?
マユ
それ、私の…
イチカ
え?違うよ?
イチカ
マユ。今日どうしたの?
マユ
私のじゃん!
マユ
だって、私の無くなってるもん!
イチカ
それはただマユが無くしただけじゃないの?
マユ
違う!
マユ
だって。これ、期間限定だよ?
マユ
もう、売ってないんだよ?
イチカ
でも、売ってあったよ?
マユ
嘘つき!
マユ
イチカなんかどうでもいい!
マユ
クロスケさん。
クロスケ
はい。
マユ
早速殺して欲しい人がいます。
クロスケ
誰でしょう。
マユ
佐々木イチカ。
クロスケ
分かりました。
マユ
(これでいいんだ。)
マユ
(ずっと前からウザかったんだよ。)
次の日。
ヒトミ先生
皆さんに言わなければいけないことがあります。
ヒトミ先生
佐々木さんは何者かによって、殺されてしまいました。
マユ
(うそ。ほんとになってる!)
ヒトミ先生
すごく悲しいですよね。
ヒトミ先生
これからは佐々木さんの分も頑張っていきましょう。
マユ
(この先生いつも適当なんだよなぁ)
マユ
(そこがまた鬱陶しいっていうか。)
ヒトミ先生
ではここ。二宮さん
マユ
わかりません。
ヒトミ先生
ホントに授業聞いていましたか?
マユ
分からないんです。
ヒトミ先生
ダメだわこの子。(小声)
マユ
(は?人にだって分からないことぐらいあるでしょうよ)
マユ
(なんでそれをいちいち言ってくるのかなぁ。)
マユ
今日もお願いしていいですか?
クロスケ
はい。どうぞ。
マユ
今日は
マユ
川上ヒトミを殺してください。
クロスケ
分かりました。
マユ
(何だかスッキリして気持ちがいい。)
マユ
(楽しくなってきた👿)