お疲れ様です
作業で遅くなる宣言したのに
作業ほったらかしで書いちゃいました
今回はバドエンです
次回ハピエンも上げますので
待っててくださいね!
因みに主、自作ではほぼ泣かないのですが
今回泣きながら書きました←2回目
バドエンはやっぱキツイっすね
沢山の♡やコメント
いつもありがとうございます!!
明日10時、お迎えに上がります
その言葉を残し彼は去っていった
すると公園から子供達が帰ってきた
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心配そうに走ってきた子供達を
俺とprちゃんはぎゅっと抱きしめた
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優しい愛息子をひょいっと抱っこして
彼らにもいい子いい子してあげる
嬉しそうに微笑む彼らを見て
こちらもつい笑みが零れてしまう
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そんな無邪気な子供達に
俺達は目を合わせ頷いた
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喜ぶ子供達を見ながら俺達は顔を曇らせた
正直、安否は聞いてないけど
貴方が会いに来てくれて
もう行ってしまったという事は
そう言う事なんだろうと思うのに
どこかで期待してしまう俺は
馬鹿ですか?
翌日、漸く枯れた涙を家に置いて
俺達は現地に到着したのはいいが
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なんてはしゃぐtgの一方
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飛行機の揺れが怖くてずっと泣いてるkty
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とtgが言ったので
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そう言うと2人はキスした
しかももろに口に
人の事は言えたもんじゃないが
息子の行く末が心配になる俺達だった
外務省の人
いつから見ていたんだろう外務省の奴がそう声を掛けてきた
今の光景に可愛いと言う台詞が果たして合っているのであろうか
pr
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とりあえず俺達は空笑いしか出来なかった
外務省の人
そう案内されながら1歩1歩進む度
楽しみだとはしゃぐ子供達とは裏腹に
ピリピリとした緊張が走る
不安、悲しみ、苦しみ、恐怖
希望、願い、想い、夢
色んな感情が入り乱れていて
息が出来なくなりそう
外務省の人
外務省の人
彼からの質問に
俺達は即答した
『会わせて下さい』
外務省の人
外務省の人
外務省の人
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抱っこしている子供達に力を込め
ふぅっ、と溜息をつく
大丈夫、覚悟は出来ている
震える俺の手を
prちゃんがそっと握ってくれた
そんなprちゃんの手も
震えていた
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決意を固め、前を向く
そして扉が開かれた
家具も何も無い真っ白な部屋には
1つの窓からこれでもかと日差しが浴びせられ
真ん中に置かれたベットを白く反射させる
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足が竦んで1歩が出ない
あんなに意気込んだのに情けない
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ぎゅっと歯を食いしばって
何度も大丈夫だと呟いては
ぐっとそれを堪える
隣でprちゃんが
はぁーっと深く溜息をついて
顔を上げ俺を見て
にこっと笑って言った
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その瞳から一雫流れたのは
綺麗な涙の粒だった
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頑張って口角を上げると
緩んだ俺の目からも
それは零れてしまったけど
『笑顔で、会いに行こう』
半年振りに出会えた最愛の人は
名前を呼べば起きそうなほど
とても綺麗な顔をしていた
ただ1つ違うのは
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そっと撫でたその頬は
氷のように冷たかった
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状況がわからない息子達の
無邪気な声が虚しく響く
俺もprちゃんも
震える唇を一生懸命上げるも
ぼろぼろと零れるそれは止まってくれなかった
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子供達に教えなきゃいけないのに
言葉が出せなかった
出してしまったら
約束を破ってしまいそうだったから
外務省の人
外務省の人
その言葉を受け入れ
俺達は子供達を降ろした
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外務省の人
パタン、とドアが閉まった音と同時に
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俺達は狂ったように叫び
その愛おしい身体を抱きながら
泣き崩れた
ねぇ神様
会わせてくれてありがとうございます
なのにこんなにも涙が止められないのは
いけないことですか?
外務省の人
散々泣き腫らした俺達は
遺体を焼かずに帰国させたいと希望した
そんな俺達の膝の上では
お星様になったと知った子供達が
パパを想いぐすぐすと泣いていた
外務省の人
外務省の人
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外務省の人
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ポケットに入っていたと出してきたのは
小さなぬいぐるみのキーホルダー
それを見た瞬間
子供達は泣きながら叫んだ
『ぱぱぁぁーーー!!』
外務省の人
外務省の人
それはあのぬいぐるみにそっくりだった
彼がパパ達を見つけた時は
まだ少し息があったらしい
けれども1ヶ月ほど前
2人揃って静かに息を引き取ったのだという
遺体の損傷が酷かったため
縫合や皮膚移植で綺麗な姿に戻すのに
時間がかかってしまったとの事だった
腐食を抑えるために
冷凍保存までしながら行ってくれたそうだ
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帰国した翌日の朝そんな会話をしていると
ぬいぐるみを抱っこしたまま
子供達が目を覚ましリビングに来た
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朝食の準備をしながら
事前に届いたパパ達の荷物を片していく
そんな俺達の手には
あのぬいぐるみキーホルダー
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整理していた荷物の中には
紫の猫とピンクの豚のキーホルダー
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見せてくれた蛙が本当にprちゃんっぽくて
俺は吹き出してしまった
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そう言えばふと思い出したけど
ぬいぐるみが家に来たのは1ヶ月位前だったな
朝食を終えて数時間後
約束の時間に2人は帰ってきてくれた
いつも使っていた布団の上に寝かされた2人は
向こうで見た時よりも
何だか嬉しそうに見えた
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頭を撫でて頬に触れて
愛しさを込め見つめるも
その開かない瞳に涙が出そうになる
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貴方が与えてくれた物は全て
俺にとっては大事な宝物
出会ってくれてありがとう
沢山の思い出をありがとう
そして、数え切れない愛をありがとう
全てにありがとうを込めて
勿論あのぬいぐるみも一緒に
俺達は上からその愛おしい人を包んだ
すると窓の近くで何かを感じた
多分俺だけじゃない
4人みんなでそっちを見たら
貴方は最後に来てくれた
その大好きな笑顔を浮かべ
俺達に言ってくれた
『ただいま』
だから俺達も言うんだ
泣いてたっていいから
貴方にちゃんと届くように
満面の笑みで言うんだ
『おかえりなさい、ぱぱ』
パパ達が戻ってきて数日
止まることなく時は進み
いつもの慌ただしい日常が戻ってきた
特に朝は戦争だ
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とまぁこんな感じでドタバタしながら
何とか朝のルーティンをやってのけ
いざ出発と言う時
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そう叫ぶ子供達の前には
写真や愛用品が置かれているパパの棚
そこに追加されたのは
遺骨とあのぬいぐるみ
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毎朝やっているルーティンに追加された
新しいルーティン
行ってきますのご挨拶
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お願いをしてぬいぐるみの両頬に
それぞれちゅっとする
『行ってきます』
みんなでそう言うと
必ずこう言ってくれるんだ
『行ってらっしゃい、気を付けてね』
幻聴でもいい、錯覚でもいい
それでも俺達にはそう届いているんだからそれでいい
ねぇat
もう貴方はいないかもしれないけど
それでも貴方のことを
愛し続けてもいいですか?
かなしいおはなしは これでおしまい だってもう かなしくなんてないから
コメント
22件
え、すげぇすげぇ(?) 多分何回みても泣ける(´;ω;`) 泣きたい時におすすめ!(?)
泣くの我慢できませんでした…🥲 ベットでまた、寝かせてあげた時が1番泣きましたよね まじで、もう…嬉しいのか悲しいのか…🥲🥲🥲( どっちもや 新しいルーティンも最後ですよね 見守っててねって、守ってって言うのも、ぬいぐるみにキスするのも、本当にまた何かあったら、守ってくれそうなのも 本当に最高でした🥲✨ ハッピーエンドが待ち遠しいです、本当に楽しみにしています! 頑張ってください🫶✨
これは泣くわ 涙腺崩壊不可避だろ 戻って来たけど人としては無理だったか... ハピエンはどうなるんだろう? ワクワクが倍増した気がします!