「守ってあげたかった」
そう言われた翌日
私は、起きた瞬間からなにかおかしかった。
何故か胸が苦しかった。
黒川 朝日
変な独り言を言った。
あれから私は、夜中のうちにお父さんが迎えに来て帰った。 泊まるはずだったけど
お母さんがいなくなった生活は、静かだった。
入院していたとはいえ、 生きていたからまだこんなに静かじゃなかった。
それでも私は、いつも通り お手伝いさんに挨拶をして家を出た。
柚木 莉久
黒川 朝日
いつもならちゃんと言えたはずの おはようが今日は、変な声が出てしまった。
柚木 莉久
黒川 朝日
私は、急に顔を覗き込まれてびっくりした。
それから何故か会話は、ぎこちなかった。
徳永 桃花
黒川 朝日
教室に入ったら直ぐに 桃花が来てくれた。
私が裏でいじめられていることは、言っていない。
ふと、りーぬくんの方を見ると
いつもの6人で話していた。
りーぬくんは、あれからずっと私に 「大丈夫?」と聞いてくれる
私は、いつも大丈夫だよと返すけど
本当は、全然大丈夫じゃない。
いじめは、どんどんエスカレートしてる
この前なんてリュックがゴミ箱に捨ててあった
きっと中条さん達だ。
「次は、何をされるんだろう」
前までは、ずっとそう思ってた。
でも今は、違う りーぬくんがいるから
でも
やっぱりダメだ
黒川 朝日
女子生徒A
中条 美桜
私の席が無くなってた。
黒板には、「死ねよブス」と書かれていた。
ロッカーにも書かれていた。
中条 美桜
黒川 朝日
中条 美桜
女子生徒A
女子生徒B
黒川 朝日
黒川 朝日
黒川 朝日
中条 美桜
中条 美桜
中条 美桜
女子生徒A
女子生徒A
女子生徒B
女子生徒A
女子生徒B
中条 美桜
中条さん達が立ち去ったあと私は、屋上に向かった。
なんのため?
死ぬため。
だって
私の未来に
幸せなんかない。
だから
ごめんね
りーぬくん
……To be continued