リア
この話では久しぶりだね。
リア
あんこがこの作品のこと忘れてて…
リア
では、START
kn
みんなっ!こっちになんかあるよ!
kr
英語…ぶるーく!お願い!
br
はいはーい!やっちゃうよーん
shk
スマイル、なかむ。これ。
nk
こう…か?
sm
こうじゃないか…?
リア
ふふっw
リア
頑張ってるね〜
ノア
主人…
リア
おっ、起きた?
ノア
はい…
ノア
…あの。
リア
ん〜?
ノア
なんで、こんな事するんですか?
リア
そんなの簡単だよ。
リア
私はずっとここに居る。
リア
閉じ込められている、といった方がいいかな?
リア
あんこの裏人格。邪悪なものだと考えられるでしょ?
リア
だから、閉じ込められるのは当たり前、と言えるけどさ。
リア
さすがに、何も無いとつまらない。
リア
ぼーっと生きるのはつまらない。
リア
でも、ここには何も無い。
ノア
…だから私を創ったのでしょう?
リア
そう。
リア
だけど、無理だった。
ノア
え?
リア
私は…ダメだった。
リア
そもそも、「楽しい」とかの感情が分からない。
リア
…ノア。私はずっと笑顔でしょう?
ノア
…はい。
リア
感情が無くて…でも、笑うことはできた。
リア
泣く、怒る、これらは出来なくても、笑うことはできた。
リア
笑っていれば楽しいというのが分かるのか。
リア
それは違った。
リア
…楽しさを知らなければ、幸せも知らない。
リア
だから、みんなを脱出ゲームに参加させて、みんながどんな時にどんな感情が出るのか。
リア
それを知りたかった。
リア
…私が身勝手なのは知ってる。
リア
でも…
ノア
主人。言いたいことは分かりました。
リア
…
リア
みんなにも謝るよ。
ノア
はい…
私は昔っからそうだった。
数年前。
あんこ
ほら!おいで!
リア
でも…私は裏人格なんだよ…?
あんこ
裏人格だからなんなのよ
リア
え?
あんこ
生きてることには変わりない。
あんこ
それに、私はあなたが大好きなんだよ!!
リア
好…き?
あんこ
ふふっw まだ分からなくても、きっとわかる日が来るよ。
リア
うん…?
あんこはずっと笑ってた。
あんこは、「家族が嫌い」と言っていた。
…だけどあんこはずっと笑ってた。
無理してるように見えたけど、あんこの笑顔は他人を笑顔にできた。
だから、私も笑う事を覚えた。
リア
ふふっw
あんこ
!笑った…!
あんこ
笑った!笑った!!
あんこ
笑えてるよ!!
リア
あはははっw
あんこを見て覚えたから笑い方は似てた。…いや、裏人格だからという理由もあるだろう
だから、笑うことだけはできた。
母
ちょっとあんこ!また裏人格を出してるの!?
母
ダメって言ったでしょう!?
リア
っ、ビクッ
あんこ
裏人格だからって何がいけないの!?
あんこ
同じ人間なのに!!
母
っ!お前は…!
パシンッ!
リア
!
リア
ぁ…
あんこが殴られた。私のせいで。
あんこ
…戻ってて…?
「ノア」
リア
!
…私の名前はノアだ。
あんこがつけてくれた。
リア
…「ノア」
ノア
はい。
リア
あなたの名前はね、私の名前だったの。
ノア
へ…?
リア
…。ニコッ
リア
ノア。この名前、あんこがつけてくれた。大好きな名前だった。
リア
でもね、あんこはあの後。クズ親にたくさん殴られて…
リア
病院いきになった。
リア
それで…っ、私のことを忘れてしまったの。
ノア
え…
リア
私は、裏人格だよ。って言える訳無くて…
リア
幼なじみとして関わってきたの。
ノア
でも!今あんこ様はその事を知って…
リア
うん。思い出したんだって。
リア
でも、名前だけ。名前だけ思い出せなかったらしいの。
リア
だから、あなたにあげた。
ノア
…
ノア
もう、貴方様には何も聞きません。教えて下さりありがとうございました。
リア
ん。ニコッ
こんな理由だけでこんな事したらダメなんだけどね…。
これで十分楽しめたら…私は…。
______。
kn
っ!
早く出なきゃ…。
みんなと脱出して…
リアと、いや。ノアと話をしなきゃ…っ
あんこ
…WTのみなさーん!
kn
は…?
kr
あんこ…!?
あんこ
やぁやぁ。
br
こっちは謎を解いてるんだけど…
あんこ
ヒントが欲しくないのかなぁ…?
shk
なんでお前が…!
あんこ
……
あんこ
リア?からのお願いだよ。
あんこ
ヒントをみんなに渡してって
sm
あいつが呼んだのに…?
あんこ
…ね?早く。
あんこ
ヒント欲しいの?欲しくないの?
nk
欲しい。
あんこ
…OK
「君らにとって、大切なものは何?」