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コメント
2件
投稿が遅くなってしまってすみませんでした
dz
ずっと会いたかった人達
聞きたかった声
緊張してるのか上擦った声
mn
返そうとしても上手く声の出ない自分
bn
bnさんが気づいたのかスマホを取り出す
bn
or
orくんはよく分かってなさそう
mn
qn
何を話せば
何から話せば
お互いそんな状態で沈黙が続く
bn
そんな沈黙を破ってbnさんが俺の名前を呼ぶ
どうしたのだろうか
と思っていると
bn
え?
初めて聞いたbnさんの敬語
そして謝罪の言葉
bn
普段の口調に戻ってもう一度謝罪の言葉を述べるbnさん
けどそれと同時に
深々と頭を下げる
そっか
事件の真相に気づいてくれたんだ
qn
qn
bnさんに続いてqnも頭を下げる
dz
dz
dz
dz
dzさんも続く
or
orくんは言葉にはできてないけど誠心誠意頭を下げて謝ってる
たしかに俺はずっと苦しい中にいた
消えた方が楽だと思えるほどには
手の平返しというだけで正直、今も許せるわけではない
けど
すぐに諦めた俺にだって非がある
皆に顔を上げて欲しい
mn
けれど上手く声が出ない
そうだ
bnさんの貸してくれたスマホなら
mn
これ以上はどうともできないので
1番ベッドの近くにいたdzさんの顔下に無理矢理入れる
dz
mn
dz
dzl社
全員、ゆっくりと顔を上げる
少し涙の浮かんだ目
唇を噛み締めている
それだけ本気なんだ
本気で俺を迎えに来てくれたんだ
感情なんて捨てていた
なのに
目頭が熱くなってくる
mn
そのまま俺は思っていることをbnさんのスマホに打ち込む
dzl社
皆は何も言わず待っててくれている
ぼやけている視界で必死に文字を打つ
俺の苦しかったこと
そして、今、皆に会えて嬉しいこと
とてもじゃないが全てを伝え切れる気がしない
けど
1文字1文字、伝えたいことを著していく
きっとこの人達ならこんな俺も認めてくれると思うから
dz
mnが何かをずっと打ち込んでいる
僕はリーダー失格だな
メンバーをここまで追い詰めたんだから
声も出せなくして
心も体も傷だらけにさせて
5年もほっといて
そんなことを思っていたら
mn
mnがスマホを差し出してきた
書きたいことを書けたらしい
僕はメンバーに見せながらゆっくりと読む
mn
mn
mn
mn
mn
少しづつスクロールしていく
mn
mn
mn
迷惑なんかじゃない
だって僕がmnをこうしたのだから
mn
dz
mn
mn
mn
mn
mn
dz
全く考えず、言葉に出ていた
mn
dz
bn
or
qn
皆が頷く
mn
mnの目から涙が落ちる
僕なんかしちゃった?
dz
dz
mn
bn
あ、そっか
bnさんに言われてmnにスマホを渡す
mn
mn
mn
dz
ああ、mnも引け目を感じていたんだ
仮にも“犯罪者”のレッテルを貼られ続けてたんだもんね
qn
or
bn
bn
mn
mn
ああ、俺は
やっぱり俺はdzl社のmnだ!