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私の可愛いオバケくん

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私の可愛いオバケくん

2 - 私の可愛いオバケくん 第2話

♥

3,088

2019年09月17日

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月曜日

春風花純

(やっぱり…顔隠して、一人ぼっちか…)

春風花純

(相変わらず不気味さMAXだな)

小嶽涼

…………!

春風花純

(あっ、こっち見た!)

春風花純

(頭下げて挨拶された!)

春風花純

(じゃあ…私もしておこう…)

若月絢音

ちょっと、花純ちゃん!

春風花純

あ、絢音(あやね)…おはよう

若月絢音

おはよう、じゃないよ

若月絢音

なに、今の?

春風花純

え?

若月絢音

オバケと挨拶し合わなかった?

春風花純

何か、おかしい?

若月絢音

おかしいでしょ!

若月絢音

今まで一度もそんなことなかったんだから

春風花純

あのね…

隠しておけないと思った私は、土曜日に映画館で彼に会ったこと… その後で一緒にラーメンを食べたことを話した。

若月絢音

人付き合いの苦手な花純ちゃんが

若月絢音

よくオバケとそんな感じになれたね?

春風花純

そう言われると…確かに

春風花純

(絢音が言うように、私は必要最低限の付き合いしかしないし…)

春風花純

(中学時代からそんな私のことを知っている絢音は)

春風花純

(私がクラスで浮きすぎないように、何かと気を使ってくれるんだよね)

春風花純

でも…ああ見えて結構話せるやつだよ

若月絢音

ふーん…

若月絢音

だとしても…

若月絢音

あまり仲良くしないほうがいいかも…

春風花純

どうして?

若月絢音

だって、オバケはあんな感じで…

若月絢音

みんなから不気味がられてるし…

春風花純

だから?

若月絢音

こういう言い方は花純ちゃんに悪いけど

若月絢音

花純ちゃんもどちらかと言えばクラスで浮いてるほうだから

若月絢音

オバケと仲良くすることで余計みんなからそう思われちゃうよ

腹が立って、カーッと身体中が熱くなった。

春風花純

それなら、それでいいよ!

春風花純

私は皆んなに好かれるために生きてるわけじゃないから!

若月絢音

花純ちゃん…

勢いに任せて席から立ち上がった私は、そのまま彼の席に向かった。

春風花純

(クラスのみんながこっち見てる気がする)

春風花純

(でもそんなこと、どうでもいい)

小嶽涼

…………!?

目の前に立った私を驚いた顔で見る彼に、 そっと微笑んで話しかける。

春風花純

小嶽くん

小嶽涼

…………??

春風花純

土曜日は美味しいラーメン屋さんを教えてくれて

春風花純

ほんとに、ありがとう

小嶽涼

え、あ…うん

春風花純

あの映画も、なんか後からいろいろ思い出しちゃって

春風花純

家に帰ってからも映像とかが浮かんできて…

小嶽涼

春風さん…

春風花純

ん?なに?

小嶽涼

あまり僕と…

小嶽涼

話さないほうがいいと思うけど

春風花純

(あ…周りを気にしてる…)

春風花純

(みんなが見てること)

春風花純

(心配してるんだ…)

春風花純

気にしないで

小嶽涼

え?

春風花純

私は自分が話したい相手と話してるだけだから

小嶽涼

でも…

春風花純

話しかけられると迷惑?

小嶽涼

そんなことない

小嶽涼

僕も…

小嶽涼

もっと話しがしたいと思ってたから

春風花純

じゃあ…

春風花純

私たち、友達になろう

小嶽涼

え…

春風花純

ダメ?

小嶽涼

ダメじゃないけど

春風花純

よし、決まりね

クラスメイト男子1

おい…見てみろよ

クラスメイト男子1

類は友を呼ぶだな!

春風花純

…………

クラスメイト女子1

きゃはははっ!

クラスメイト女子2

やめなよー

クラスメイト女子2

そんな言いかた、可哀想でしょー

小嶽涼

…………

クラスメイト男子1

なんでだよ、ほんとのことだろ

小嶽涼

春風さん…

春風花純

言いたい奴には言わせとけばいいんだよ

小嶽涼

だけど…

春風花純

大丈夫だって

春風花純

さっきも言ったけど

春風花純

私は自分のしたいようにするだけだから

小嶽涼

…………

キンコーンカンコーン…

春風花純

あっ、じゃあ

春風花純

またね

小嶽涼

あ、うん…

チャイムが鳴ったので私は席に戻った。

春風花純

(絢音が…心配そうにこっちを見てる)

──でも、私は目を合わせなかった。

数日後

春風花純

おはよう

朝、教室に入り、自分の席にカバンを置いてすぐに彼の席に向かうと、 ザワザワしていた教室が一瞬静まり返った。

春風花純

(なんか視線を感じるけど…)

春風花純

(べつに、気にすることじゃないよね)

小嶽涼

あ…

小嶽涼

おはよう

あれから私は周囲の目を気にせずに彼と話すようになった。

彼も初めは周りの目を気にしていたけど、 最近は自然と私と話してくれている。

春風花純

ふふふ…

小嶽涼

な…なに?

春風花純

私が友達になろうって言った時の顔…

春風花純

思い出すと…おかしかったなって

小嶽涼

え、そんなに?

春風花純

髪の毛の向こうで目が

私は自分の目を見開いて見せた。

春風花純

こんなに丸くなってたよ

小嶽涼

嘘だ

春風花純

嘘じゃないよ

小嶽涼

そんな目してないよ

春風花純

してたって

クラスメイト男子1

また、一緒にいるぜ

クラスメイト女子

仲良しなんだよ〜

クラスメイト男子2

オバケが二人に増えたな

クラスメイト女子

きゃははは!

クラスメイト女子

ダメだよ〜そんなこと言っちゃ

クラスメイト男子2

うわっ!こっち見た

春風花純

…………

クラスメイト男子1

怖え〜

小嶽涼

…………

春風花純

放っておけばいいんだよ

春風花純

気にすることないから

小嶽涼

春風さんは強いな

春風花純

そう?

春風花純

小嶽くんが周りを気にし過ぎてるだけじゃない

小嶽涼

そうかな…

小嶽涼

春風さん?

春風花純

ん?

小嶽涼

今日の放課後、時間ある?

小嶽涼

ちょっと話があるんだけど…

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コメント

14

ユーザー

パウがア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!

ユーザー

パウが切れたァ(๑o̴̶̷᷄﹏o̴̶̷᷄๑)

ユーザー

とっても面白いです!

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