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男はずっと一人だった 家族もいない
ボロアパートに住んで 毎日一人でぼーっと過ごしていた
そろそろ仕事をみつけなければ 貯めていたお金も尽きてしまう
家にいても何もない
家具は質屋に売ってしまい あるのは引き取ってもらえなかった この小汚い本だけ おそらく英語で書かれている
何もすることがないので 本を音読するのが日課になっていた
完璧に英語が読めるわけではないが 発音だけは雰囲気で読めた 意味はまったくわからないが 暇つぶしには充分だった
また今日も よくわからない本の音読をしていた
すると 少し本が光り 中から角や細長い尻尾の生えた 得体の知れない生物が現れた
悪魔
男
悪魔
男
悪魔
男
男
悪魔
悪魔
男
男
悪魔
男
悪魔
悪魔はパッと消えると 大量の札束と共にまた現れた
男
悪魔
男
またパッと消えると ビールの入った大きな樽と共に また現れた
男
悪魔
男
男
男
男
悪魔はどんどん 頼まれたものを持ってきた
男
悪魔
すると悪魔は 綺麗でスタイルの良い女を連れてきた
男
女
男
女
男
悪魔
男
悪魔
遠くから サイレンの音が聞こえてくる おそらくさっきの女が 警察に通報したのだろう
男
男
悪魔
悪魔は魔法の本を手に取ると そのまま姿を消した
男の元には 大量の札束 絵画 宝石 高級車 ブランドものの服などが 散乱していた
間も無くして男は窃盗で逮捕された
次に本が現れるのは あなたの元かもしれません