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注意 前回と同じ

それでもいい方はご覧ください。

舞蝶

……おそらく、ここです。

レオン

……ここが、君の墓……なんだね。

ロレア

(結構……だいぶ劣化してて、文字が見えない。)

舞蝶

……なんで、最後にここに来たんですか?

舞蝶

もしかして……私の死を、ここで…

クルミ

違うよ。

舞蝶

……!

クルミ

……レノアさん、お願いします。

レノア

……あぁ。

舞蝶

えっちょっと…

ユキ

静かに見てて。

舞蝶

……ネックレスを私の墓に……?

クルミ

後はこれを首にかけて……。

舞蝶

……墓にかけたのと、色違いの……。

クルミ

……これで、思い出はずっとあなたの中に、残るはずだよ。

舞蝶

!まさかあの条件って……!

レノア

……そういうことだ。

りこ

え、どういうことぬん??

雰囲気ぶち壊しじゃないですか。

えっと~……誰か説明お願いできる?

クルミ

……私が説明します。

それは、 2日目の深夜にさかのぼる……。

クルミ

……レノアさん、起きてますよね。

レノア

……起きてるが。

クルミ

……あの子について話があるんです。

クルミ

外に出てください。

クルミ

……舞蝶ちゃんのことについてです。

レノア

……お前ももう気づいたか。

クルミ

はい。

クルミ

それで……あの子の姿、ふるまいからみてみたんです。

クルミ

……おそらく、病気で幼い頃に死んでしまった可能性が高いです。

レノア

……そうか。

クルミ

……レノアさん、協力してくれませんか。

クルミ

……あの子にせめて、楽しい思い出を作らせたいんです。

レノア

……それは別にいいが、何をするんだ。

クルミ

……ネックレスを作ります。

レノア

……どういうことだ。

クルミ

私達の分と、舞蝶ちゃんの分のネックレスを作るんです。

クルミ

……そうしたら思い出もきっと、あの子にずっと残るんじゃないかなって。

レノア

…………。

レノア

……相変わらずだな。

クルミ

え?

レノア

お前の、人に優しいところだよ。

クルミ

……ありがとうございます。

クルミ

……それはともかく、レノアさんからあの子に言ってほしいことがあるんです。

レノア

……俺が?

クルミ

はい。それで……

レノア

……まわりくどくないか?

クルミ

え?そうですか?

レノア

まぁいいが……。

クルミ

……お願いします。

クルミ

……っていうことだったんです。

レン

ほ、ほへ~

エレント

兄さんどういう声出してんの。

舞蝶

………………。

○○○……。

ラミラ

……この声は?

○○○……もうすぐ……。

舞蝶

……覚えがある。

舞蝶

……お母さん?

エレン

お母さんって……まさか……。

舞蝶

……思い出しました。

舞蝶

私のお母さんは、私を産んですぐに亡くなったんです。

ルナ

………………。

舞蝶

……そして、私もそろそろいかないといけないらしいです。

舞蝶

……クルミさん。

クルミ

……?

舞蝶

最後、に……この帽、子を……あげま、す……。

舞蝶

クルミ、さんに……持って、ほしい……から……。

クルミ

………………。

舞蝶

わ、たし……。

舞蝶

ほんと、の……なま、え……。

舞蝶

思い、出した……。

愛舞音(あまね)

私の本当の、名前は……愛舞音……。

りこ

……いい名前ぬんね。

愛舞音(あまね)

……これで、本当に、最後……。

愛舞音(あまね)

……私……

愛舞音(あまね)

……お姉さん達、に、出会え、て、本当に、楽しか、った……

ずっと……だい……す……

……いなく、なっちゃったね。

レン

……そう、ですね……。

エレント

………………。

「……違います。」

クルミ

……例え、この世界からいなくなったとしても。

クルミ

……私達の心にはずっといますから。

ランネ

(クルミさん……かっこいいのネ……!!)

…………。

りこ

……もうそろそろ、君たちの帰りの船が来るんじゃないかぬん?

ルナ

……あっ、本当だ。

りこ

この私がお見……。

りこ

………………。

エレン

えっと……どうしたの?

りこ

……君たち。

「この町に来て、楽しんでくれてありがとぬん。」

……りこちゃん。

りこ

私はこれで、バイバイするぬん。

ランネ

えっ

りこ

また、会う機会があったら……ここに来てぬんね。

りこ

……バイバイなのぬん。

クルミ

……みなさん。

「帰りましょう、私達の家に。」

おしまい

流麗

……はい!ということで。

流麗

無事、完結です!

流麗

個人的に感動的な物語にしたいと思い、ストーリーを書きましたがどうでしたか?

流麗

いやぁ……コラボ作品なのに、「3日目」辺り全然出してなくてごめんなさい。

流麗

その代わり、後半の方でたくさん出させていただきました!

流麗

ちなみに、愛舞音の名前にはストーリーの中に部分的に登場してたのはお気づきでしたか?

流麗

すっっっっごい分かりにくいですよねこれ。多分気づいた人いないですよね。

流麗

……まぁそれはともかく。

流麗

ちなみに舞蝶の名前の読み方、あげは。

流麗

アゲハは蝶々で有名ですよね。

流麗

蝶々って、世界中で「人間の生と死と復活のシンボル」として捉えられているらしいです。

流麗

そのため、「死者の魂が宿る」とかなんとか……。

流麗

まぁ、とにかく完結させることが出来ました!!

流麗

コラボしてくださった……

雪さん -1さん ひぎあしさん

流麗

ありがとうございました!

流麗

これからも私の作品をよろしくお願いいたします!!

挿し絵 最後の絵……自作絵 それ以外……AIイラスト、メーカー様

愛舞音(あまね)

……ふふっ。

愛舞音(あまね)

ここまでスクロール、タップをしてまで私に会いたかったんですか?

愛舞音(あまね)

……え?偶然?

愛舞音(あまね)

……まぁいいじゃないですか。

愛舞音(あまね)

少しの間だけ、私と喋りませんか?

愛舞音(あまね)

まずは、「2日目」までにあった"おまけ"の話でもしましょうか。

愛舞音(あまね)

勘のいい人は気づいていると思いますが……あれ、私が喋ってたんですよ?

愛舞音(あまね)

自分のことを自分で喋るのは恥ずかしかったですけど……。

愛舞音(あまね)

まぁあのプロフィール、今になってはもう嘘ですけどね。

愛舞音(あまね)

後は……そうですね。

愛舞音(あまね)

私の本当のプロフィールでも見てみますか?

愛舞音(あまね)

それでは、どうぞ。

愛舞音(あまね) 12歳の女の子。元々重い病気で死にいたるはずだった。しかし、外に出たい、楽しみたいという強い気持ちから一度亡霊となったが、クルミ達により、願いは叶えられ、天国に。 クルミのことを特に慕っており、天国から見守っている。

愛舞音(あまね)

えへへ……やっぱり恥ずかしいですね。

愛舞音(あまね)

……クルミさんには、本当に感謝しています。

愛舞音(あまね)

あの人は本当に……心を優しく包み込むような……まるで聖母みたいな人で……。

愛舞音(あまね)

……はっ!つい喋りすぎてしまいました……。

愛舞音(あまね)

……そろそろ行く時間がやってきたようですね。

愛舞音(あまね)

……最後に。

愛舞音(あまね)

死者って、生者が強く願えば、魂が降りてくる話があるんです。

愛舞音(あまね)

……もしかしたらあなたが強く願うことで、私が降りてくる……なんてこと、あるかもしれませんよ?

愛舞音(あまね)

ふふっ、とりあえず。

愛舞音(あまね)

……さようなら、○○さん。
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