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理央菜
あ、あの…どこに行くんですか？？
莉羅
黙ってついてこい。
代美
だから、莉羅！優しく接してってば～！
莉羅
優しく接したことで何が変わる？
代美
うぅ…!!ド正論きた！理央菜ちゃん助けて～
理央菜
あ、アハハ…
莉羅
ほら、理央菜がお前のこと気持ち悪がってんぞ。
代美
え！？うそ！
理央菜
気持ち悪がってないですよ!!？大丈夫です！
代美
ほら見ろー！莉羅!!!!!
莉羅
うざっ
代美
はぁー！？
理央菜
ま、まぁまぁ…
莉羅
あ、ついたぞ。
理央菜
…？海？
莉羅
ああ。ここに、涼を呼んだ
理央菜
え、えぇ…!？
理央菜
なんで…？
莉羅
え、付き合いたいんだろ。いえばいいじゃねぇか。
代美
(´Д｀)ﾊｧ…莉羅…
莉羅
なんだよ？
代美
女心がわからな過ぎ。急に告れるわけないじゃん！
莉羅
はぁ？好きなら告れるだろ！
代美
好きだからこそ告れないの！
莉羅
じゃあどうすんだよ？？
理央菜
あ、あの…
代美
ん？何々？？
理央菜
私の姿って、涼君に見えるんですか？
代美
あーね。普通は見えない！でも、
莉羅
見えるように術をかける。
理央菜
術…？
莉羅
ああ。それで見えるようになる。ただし、3分だ。
理央菜
三分！？短くないですか…!？
莉羅
しょうがねーだろ。それが限界！
理央菜
は、はい…
代美
あ、あれ！涼君じゃない！？
理央菜
え！？
莉羅
今から術をかける。いいな？
理央菜
え、あ、？はい…!？
目の前が急に明るくなった。
莉羅
これでOKだ。早くいけ。
理央菜
はいっ
タッタッタッ
涼
っ！理央菜…!？
理央菜
涼君っ！理央菜！理央菜だよっ！
涼
え、は？嘘だろ…！？
涼
い、生きてるの…!？
理央菜
三分だけ、話せるんだ。
涼
さん、プン…
理央菜
だから、聞いてほしい。
涼
うんっ…！なに？
理央菜
私ね、涼君のことやっぱり好き！
涼
っ…
理央菜
大好きだよ。
理央菜
涼君が私のことを絶対に思ってくれないってわかってても好きだよ。
理央菜
私が一番涼君のこと好きな自信あるよ！
理央菜
でも、私もう死んじゃったもんね。
理央菜
もう、無理だよね。わかってる。
理央菜
でも、でもっ…好きって気持ち、だけは…あってもいいかなぁ？うっ…
涼
………
涼
…………
涼
あり、がとう。
涼
そんなに俺のことを思ってくれて。
涼
でもさ、そのままじゃさ
理央菜
…うん
涼
理央菜は成仏できないんじゃないかな。
理央菜
っ！
理央菜
たし、かに…
涼
でも、理央菜は俺への気持ちをやめることはできないんだよね。
理央菜
………ごめん。涼君…嫌だよね。
涼
ううん。人に愛されるってうれしいことだよ。
理央菜
っ…!!
涼
ありがとう。
理央菜
ううんっ！私っ
すぅ
涼
えっ
私の体が消えてきた。
理央菜
あ、もう。無理、かな…
涼
えっ…!!まって！
涼
！
理央菜が生まれ変わったらまた会おう！
理央菜
っ…
次から次へと涙があふれ、零れていく。
理央菜
うんっ………！
私の体は、涼君から見ると、完全に消えたんだろうな。
莉羅
おい。終わったか？
理央菜
あ、はいっ…(´；ω；｀)ｳｯ……
代美
ヾ(・ω・*)なでなで
涼
あ、あの？誰ですか？
莉羅
名を名乗る意味があるか？
涼
いや、誰としゃべっているのかなって…
莉羅
…………
莉羅
理央菜と、だよ。
涼
えっ…!!
代美
よし行こ!
莉羅
ああ
理央菜
っ…涼君、ばいばい
代美
はぁー！
莉羅
ため息うぜえな
代美
はぁ！？
理央菜
……………
代美
理央菜ちゃん。
理央菜
は、い
代美
気持ち、伝えれた？
理央菜
……はい。
代美
よかったね！後はー!
莉羅
優奈って奴のことだな。
代美
うん！
理央菜
………
代美
喧嘩でもしたの？
理央菜
あー…はい、まぁ
莉羅
歯切れが悪い返事をする奴はきら…ーーー
代美
はい！はい！
莉羅
…………
代美
いま、きりがいいから！ばいばい！
莉羅
え、は？
理央菜
あ、さようならー！
代美
次の16話で会おう！
代美
( ´Д｀)ﾉ~ﾊﾞｲﾊﾞｲ
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