城内では
各方面からの戦況の報告が次々と、王の元へ寄せられていた。
そして退却した風迅は、王のもとへ駆けつけた。
王
風迅、ご苦労であったな
風迅
守りきれず、申し訳ございません
白夜
こうなることは、予想済みだ
そこへ、赤王と軍勢が城内に押し寄せた
赤王
弟よ、無駄な事はやめてすぐにこの城をよこせ!!
王
なにゆえ、このような事をするのです?
赤王
本来、この城は長男である俺の物だ。
王
私は、この国の王である以上、民を守らなければなりません。
王
兄上こそ、自分の国へお帰り下さい。
赤王
生意気な!
どうなっても、後悔するなよ!!
どうなっても、後悔するなよ!!
赤王
やれー!!
色国と赤王の大軍との戦いが始まった
風迅
絶対にここからは通さん
雷仁
ここを通りたければ、俺を倒してからいけ!
しかし、いくら色国に強者がいても、兵力には差がありすぎ、段々と色国は倒れる者が続出していった
赤王
いい加減、負けを認めたらどうだ
王
そう簡単に負けを認めるわけにはいかん
そこへ、赤王の使者がやってきた。
赤王の使者
申し上げます
赤王
何だ
赤王の使者
黄王様と紫王様が亡くなられました。
赤王
なぜそのような事が…
赤王の使者
実は…
亡くなった状況を説明
赤王
おのれ、色国の奴らめ!!
一方、色王のそばでは
色国の使者1
黄王様と紫王様がお亡くなりになったそうです。
王
本当か?
白夜
はい、これには…
白夜が経緯を王に説明した
色国の使者2
王様、大変です。
色国の使者2
こちらへ来ていただけますか?
使者の後をついて行くと
王
………!?