私は知っている
恋夏
のぞみ!おはよう。
望
おはよう、こっちゃん
望
今日は、寝不足気味みたいね
恋夏
えっ!
うそぉ、どおしてわかったの
うそぉ、どおしてわかったの
私を呼び捨てする日は貴方が眠たいことを
望
こっちゃん、おかず交換っこしようよ
恋夏
いいよ!あ、そーだ、今日はね、卵焼きを自分で焼いたの
恋夏
よかったら食べてよ!
望
あら、いいの?じゃあ1口…
望
あ、甘い
恋夏
んふ、前まで、しょっぱい方が好きだったんだけどね
恋夏
望ちゃんのが美味しくて!
貴方がすぐ、人に影響されることを
私は知っている
先生
こら、こんな所で騒いだら危ないぞ
恋夏
ぅあっ…先生…!
恋夏
ち、違うんですよ〜!
貴方は言い訳するとき、 手のひらを合わせることを
恋夏
あっ!たっくん!
拓也
あぁ!恋夏、帰り?
恋夏
「帰り?」じゃないよ、今日は友達に紹介したいから一緒に帰ろうって言ったじゃん!
拓也
あっ…悪い…その、忘れてたわけじゃ…
私は知らなかった
彼が言い訳するとき、 手のひらを合わせることを
恋夏
じゃ、紹介するね!
恋夏
この子は
恋夏
私の友達!
私は知っているはずだった
自分がただの「友達」に過ぎないことを_