王という俺、キム・テヒョン。
恐れ多い俺を怖がって、手の上で踊るこいつら(市民)を見るのが、面白くて、楽しくて。
だが…俺には何かがたりない。
何かが…物足りなかった。
テヒョン
テヒョン
テヒョン
罰のない人たちを沢山殺してきた。
まぁ、俺は王だからいい。
王だから。
馬に乗り散歩に出る時がある。
自民を見下すかのように馬に乗りながら見ていた。
テヒョン
そう思いながら市民を眺めていた。
すると、弱々しく何処か切なさそうな表情をした男に心惹かれてしまった。
テヒョン
テヒョンはその場に止まり馬から降りた。
ジミン
肌が白く、俺よりも身長は小さく触れただけで骨が折れてしまうのではないかと思った。
テヒョン
ジミン
テヒョン
テヒョン
ジミン
テヒョン
今まで抱いた事の無い感情になり、喋る事さえも苦しかった。
途端馬が彼に近づいて行った。
ジミン
ジミンはテヒョンの馬を撫でた。
ドクッと心臓が飛び跳ねた。
俺の馬が俺以外に懐くことなんてないのに。
人に噛み付いたり、蹴りあげる事が多かった。
なのに。
どうしてだろう?
ジミン
テヒョン
ジミン
ジミン
テヒョン
ジミン
ジミン
言う事を聞くかのように馬は俺の所に来た。
俺は馬に乗り彼を見た。
テヒョン
ジミン
テヒョン
俺は馬を走らせた。
が、どうも頭から彼の姿が離れようとしなかった。
夜が明けようとも、彼が離れることはない。
テヒョン
臣下
テヒョン
何がなんでも、俺の物にしたい。
…俺の嫁にする。
臣下
テヒョン
パク…ジミン、5人家族。 長男
テヒョン
そう思えないほど、年下に見えた。
テヒョン
臣下
テヒョン
俺は馬に乗り、あの家まで急いだ。
…あの場所に、今日もいた、彼の姿だ
ジミン
テヒョン
ジミン
2人になり。
ジミン
テヒョン
ジミン
テヒョン
そう言いジミンの腕を掴む。
ジミン
ジミンは抵抗をした。
テヒョン
ジミン
俺は、ジミンを無理やり馬に乗せて、城まで戻った。
酷く怯えるその姿はまるで怯える犬、、いや、子猫のようだった。
怯えている小柄な体を抱きしめた。
テヒョン
ジミン
テヒョン
ジミン
テヒョン
ジミン
テヒョン
ジミン
テヒョン
ジミン
テヒョン
ジミン
彼はぽろりと涙を流し座り込んでしまった。
こんな真似などしたくはなかった。
俺の物にしたいがため、このようなやり方で手に入れてしまった。
…王だから、いいんだ。
その日からジミンは出された飯に口をつけることは無かった。
いくらテヒョンが言ってもビクともしなかった。
テヒョン
ピクリと動いた指先を見逃さなかった。
そういえば、家族に別れを言わせてなかったな…
ジミン
テヒョン
テヒョン
ジミン
ジミン
ジミン
ジミン
そう言いながらまた涙を流した。
だからなんだってんだ…。 そんなの俺は知らない ただジミン、お前の事を知りたいだけ。嫁に、したい、。それが目的。
テヒョン
テヒョン
そう言って彼の部屋を出た。
夜な夜な、彼の部屋を除くと飯には手をつけず、一晩中泣いている小鳥のような彼。
明日は、弓矢を教えてやろう。馬の乗り方や、刀の使い方、研ぎ方に、…振り方
何だってくれてやる、金でもいい、家でも。
何だって…
テヒョン
臣下
テヒョン
臣下
そうしたら、少しは安心するだろう…
コメント
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続き楽しみにしてます‼
続き気になる!
続きみたいです!!