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3話「呪い」
白くんsideと、 GMサイド入ります。
てか、全然関係ねぇけど、 学校から帰ってたら るなちの弟が友達と、 僕らの前歩いてて クソ気まずかったw
はい、どーぞw
白side
S
S
変な体制で気を 失っていたからか、 身体のあちこちが痛い。 首を右手で押さえながら、 押さえ辺りを見渡す。
S
襖が開き、奥にある 二つの部屋も見える。 一番奥の部屋には、 暗号のような文字が 筆で書かれた掛け軸が 掛かり、色鮮やかな 生け花が飾られ、 近くの違い棚には、 盆栽と、何かが入って いそうな、謎の壺が 置いてあった。 その手前の部屋には、 ロウソクの火が 付いたまま、不気味に 揺れている、大きな 仏壇がある。
開けられた障子。 縁側の前には、 枯山水によって見事に 造られた庭がある。
S
と、無意識にツッコミを 入れてしまったが。
S
「誰と会話してんねん」 と言われてしまいそうだが… こんな状況で、無言で 居る方が余計に恐い。 そして、冷静を保って いられる訳が無い。
S
S
と、一番奥の部屋を 散策していると…
キィィィィィィンッ
S
耳に響く、耳鳴りの ような機械音に、 思わず耳を押さえる。
音のした方を見ると、 和室には全く合わない スピーカーが、小壁に 設置されていた。
S
🥀「あ、あ〜ッ! マイクテス、マイクテスッ!」
S
🥀「おい今絶対誰か 声デカい言うたやろッ!」
S
また、思わずそんな ツッコミを入れる。
🥀「まぁええわ。ほな、 鬼解放しま〜すッ!」
S
…このツッコミ癖、 どうにかせなな…
S
ミシッ…ミシッ…
S
S
誰かが、腐った木の上を 歩き、軋む音。 思わず口を押さえる。
運良く襖の裏側に居たが 恐らく"ソレ"は、僕が 目覚めた部屋の前。
縁側と反対側の障子も 開いていたから、 恐らくそこの前の廊下から 中を覗いているのだろう。
だが、この部屋には障子が 無く、外にも繋がって いないので、廊下もこの 部屋の近くまでは 続いていないようだ。
S
恐ろしく静まり返った 部屋に、とてつもない 緊張感に、思わず生唾を飲む。
ミシッ…ミシッ…
もう、鬼は離れて 行ったのだろうか… だが、確信が持てるまで、 迂闊に動くことはできない。
ぎゃぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ッッ!!
S
出来る限り声を抑え、 聞こえてきた誰かの 叫び声に、小さく 驚きの声をあげる。
普通に考えて、鬼が いつ出るかも分からない こんな状況で、大声で 叫ぶ奴が居るだろうか。
あまりこんなことを 考えたくはないが、 恐らく、断末魔か 何かなのだろう。
S
GMside (背景はこれ+モニター みたいな感じと思っといて)
李音
李音
李音
ネタが一々古いとか そういうことはね… うん…や、やめ… ヤメヨウネ?
李音
李音
李音
李音
多分普通に花粉か何か やと思うけどな…w
李音
李音
Y
この館の中に設置された 数十台のカメラと、 7体の鬼にそれぞれ 付けられたカメラ。 参加者達を気絶 させた後、GPSを 埋め込み、各々の スタート位置となる 部屋に運びこんだ。
カメラの映像が 映し出されたモニター。 その中の一つを、マウスを 動かしてクリックし、 拡大表示する。
プシューッ
するとそこには、 沢山の管に繋がれた 7つの大きなカプセルが 開き、溢れ出す毒々しい 紫色の液体と共に、 背も肌の色も、筋肉の つき具合も違う、 様々な見た目の、 7体の鬼が出てくる様子が 映し出されていた。
Y
李音
既にスピーカーを切り、 ゲーム開始の合図を終えた 李音が話しかけてくる。
Y
Y
李音
李音
Y
やはり、全てお見通し だったようだ。 兄弟として共に 過ごした年月の長さは、 勿論メンバーの 誰よりも長い。
李音
Y
李音
李音
李音
李音
Y
李音
李音
李音
李音
そう言って、自嘲気味な 笑みを浮かべる李音。
背負わせすぎてしまった。
俺も、両親も。
だから、壊れたんや。
沢山の負の感情が心の中で 渦巻いて、混ざり合って…
いつしかそれが 強い殺意に変わって。
そして狂っていった。
李音と、___は。
李音
そして、自分の前にある 二台のうち、一台の パソコンを指差し、 そう言う。
Y
口へと逆流してくる 酸っぱいもの。
その、一番見たくなかった 残酷な光景に、思わず 嘔吐き声を上げてしまい、 口を両手で押さえ、 すんでのところで 吐かずに飲み込んだ。
そのモニターに映っていたのは
ナイフで刺され、 沢山の血で床や壁を染め、 仰向けに横たわる、 明らかに、もう既に 息絶えていると分かる まろと、全身を返り血で 赤く染めたまま、カメラに 向かって、ニコニコと笑って ピースをするほとけだった。
Y
あの時、あの会議の後に もっと強く止めていれば…
せめて、ここに入る直前、 もっと強く止めていれば…
引き返させていれば…
そんな後悔が押し寄せ、 自己嫌悪に陥る。
李音
何かを察したかの ように話し出す。
李音
李音
どこか遠くを見ている ようなそんな目で、 哀しそうな声で話す李音。
Y
「運命」、そう言って しまえば終わりだ。 まるで、メンバー達が どんどん死んでいくのを 見るのも運命だと、 鬼に殺されたり、 メンバーに殺されるのも 仕方のないことだと 言っているみたい ではないか。
李音
李音
Y
李音
李音
李音
李音
李音
李音
李音
李音
そう言って、 大きな瞳に涙を溜め、 涙が溢れないよう、 上を向いて話を続ける。
李音
李音
李音
李音
李音
李音
李音
李音
李音
李音
李音
李音
李音
李音
李音
李音
李音
李音
李音
李音
李音
李音
こちらを見て、 拳を作り、八重歯を 見せて、眉尻を下げ、 苦しげに笑う李音。 その頬を、一筋の 涙が伝い、テーブルに 落ちた。
李音
李音
李音
李音
その目には、言葉に していた通り、強い 決意が宿っているように 感じた。
Y
Y
自らに暗示をかけるかの ように、繰り返しそう呟く。
ここまできてしまったら もう、後戻りなどできない。
俺も、やり切るしかない。
玲音を、この監獄から 解放し、呪いを解く為に。
呪いを解けば、 李音も自由になれるはず。
その後にどれだけ謝って、 許してもらえなくても
これが俺らの選んだ道だ。
この館は、俺らが幼い頃、 一歩も外に出させて 貰えなかった生家。 そして、玲音の呪いに かけられた、監獄なのだ。
…ここにきて、GM側の 過去というか、まぁ 少し明らかになりましたね〜
あとは、タイトル回収的な。
次回、4話「消えゆく仲間」
♡、コメント、フォロー 宜しくお願いします!
それじゃあまた次回ッ! おつしろ〜ッ!