一覧ページ

シャブシャブ　獄中自叙伝

第240話 - マトリの標的プーさん　シャブシャブに会えない日は一滴もはちみつがツボに残ってないとか言いだし

2023年10月22日

#刑務所

#犯罪組織

#警察

#実話

#ヤクザ

#薬物

ますいさくら

シャブシャブ

近畿麻薬厚生局（近麻）から
検挙したいとリクエストされた
A（プーさん）との出会いは

シャブシャブ

元は俺が使っていた
売人のミクルの客やった

シャブシャブ

売人にはクスリは降ろすが
売人の客にまで
俺が接触する訳じゃない

シャブシャブ

ミクルは16歳やった
未成年で俺のとこ来たから
ミクルにした

シャブシャブ

16歳が関西組織のプーさんに
クスリ売ってたという構図

シャブシャブ

取引中に、金の受け渡しで
ミクルとプーさんがもめた

シャブシャブ

俺が間に入り
互い話を聞くと
俺側に落ち度があったと
云う事にした方が
解決が早いと思い

シャブシャブ

ミクルをプーさんの
対応からははずした

シャブシャブ

プーさんにしたら
俺から直接、引く事になり
それが俺たちの出会いとなった

シャブシャブ

プーさんにしてみれば
俺から直に引けば
仕入れが安くなるから
得ってことや

シャブシャブ

俺から安くクスリ引くために
ミクルを焚き付けてケンカに
見せたかもしれんけどな
絵を描いてたんかな

シャブシャブ

ただ、こいつの商売は
10ｇずつ1日に5-10回

シャブシャブ

無くなれば注文するやり方

シャブシャブ

はちみつが一滴も
壺に残ってない
こんな感じで連絡くる

シャブシャブ

プーさん、可愛いやろ

シャブシャブ

1度OKしたので
辞める訳にもいかず

シャブシャブ

プーさんの密売場の
ホテル周辺に
うちからの売人を置き

シャブシャブ

その度に取引した

シャブシャブ

プーさんは金にだらしなく
ギャンブル好きやった
博打場、ゲーム屋

シャブシャブ

売上げもって賭博場いくから
当然、うちに払えなくなる

シャブシャブ

でも、プーさんは
やたら客が多かった

シャブシャブ

俺はプーさんの客と
直接やりたいところだが
あくまでプーさんを
通すしか打つ手がなく

シャブシャブ

俺がブラジルに出張の際

シャブシャブ

俺はプーさんが
面倒に思ったんだよね

シャブシャブ

キロ単位の話をしに
ブラジルに行くのに

シャブシャブ

手元で10グラムの対応を
どうしようかと

シャブシャブ

プーさんには2週間
不在にすると話したが

シャブシャブ

シャブシャブに
会えない日は
一滴もはちみつが
ツボに残ってないとか言いだし

シャブシャブ

それでブツの先渡しをした
帰国後に徴収する約束で

シャブシャブ

案の定、プーさんは
その金をギャンブルに
使い込むと云った
アホな話や、俺もアホや

シャブシャブ

1日に100ｇしか買えない
チンケな売人やったけど

シャブシャブ

プーさん含めて
日銭の入るチンケな売人は
賭け事にハマル

シャブシャブ

大阪にはそういう奴らを
相手にしたゲーム屋が多い
組織が経営しているな

シャブシャブ　獄中自叙伝

作品ページ

次の話を読む

この作品はいかがでしたか？

0件

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう！

ますいさくら

プロフィール

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

シャブシャブ 獄中自叙伝

第240話 - マトリの標的プーさん シャブシャブに会えない日は一滴もはちみつがツボに残ってないとか言いだし

シャブシャブ　獄中自叙伝

第240話 - マトリの標的プーさん　シャブシャブに会えない日は一滴もはちみつがツボに残ってないとか言いだし