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最新話投稿の度にいつもFundamental paper education Darkness sideをお読み頂き誠にありがとうございます。 本編開始前に、謝罪致します

このように、本編の投稿が遅くなってる理由は2つあり、1つは私が今更ながらのFPEロスに陥ったからです。 そしてもう1つはただ単に展開は決まってるのにその具体的な内容が思いついてないからです。

ですが、最近は他の人の二次創作で和んだりしたので大丈夫な方です。

ですが!だからと言って連載休止するとは言いませんのでご安心ください!

では、本編へどうぞ。

ジップ

初めて見た時、可愛いって思ったんだ。

ジップ

…………何って、あの子のこと。

ジップ

でも、アタシってばこんな性格だからさ、ついあの子を怒らせるようなことしかしなかった。

ジップ

おまけにあの子を死なせちゃった。

ジップ

それどころか彼に死んで詫びれって言われたの。最悪な時は死ねって叫ばれた。それに、ブルーミー先生はアタシと目があう度に一度も笑いかけてくれなくなった。

ジップ

だって死ぬなんて思わなかった。

ジップ

今日、あの子の一周忌。

ジップ

でもアタシはあの子を悼む資格なんてない。

ジップ

……アタシだって、死にたいくらい後悔してるよ。

ジップ

でもチップはどうするの?

ジップ

チップはまだ4歳だ。

ジップ

チップを置いてけぼりにして死ぬ訳にはいかない気がするんだ。

ジップ

だってうち、パパもママもいないんだもん。

ジップ

……………………でも正直、そんなことどうでもいいって思ってる。

ジップ

ホントは早く死にたい。

ジップ

クレアを死なせたこと、死んで詫びたい。

エドワード

ちょっと待て?

ジップ

どうしたの

エドワード

……なんかが地面泳いでない?

ジップ

地面?

突然、地面から何かが出てきた。

エドワード

なんだよ、あれ……!

ジップ

アタシ!?あれ絶対アタシだよ!?

チップ

くらい!みえない!

チップはまだ袋に入ってる。だが、その竜を見たいがためにもがいた。

それが災いしたのか、ジップに似た竜は地面に潜り込み、3人の周りを泳いだ。 まるで、サメが獲物を捕まえるチャンスを伺うように。

エドワード

ここ2階だよな!?

ジップ

……………………。

エドワード

ジップ!タイミング合わせてダッシュするぞ!!

ジップ

……………………………………。

エドワード

ジップ?

ジップ

………………ねぇ、エディ。

ジップ

もしも、仮にアレがアタシのなんかだとして、アタシが傷を負ったらアレも同じとこに傷つくかなぁ……?

エドワード

は……何言ってんだよ

ジップ

……………………。

ジップはカッターナイフを取り出し、チップの入った袋を持った左の二の腕に思い切りカッターナイフを深く刺した。

ジップのような何かは悲鳴をあげるように、しかし声も出さず悶えるように地面から出てきた。

エドワード

何やってんだよ!?

ジップ

あぁ、やっぱりね。

ジップは突然、袋からチップを出した。

チップ

ねっね?

ジップ

…………………………。

ジップは何歩か歩き、前に出た。 竜はジップを標的に周りを泳いだ。

エドワード

おい、何する気だよ、ジップ……!

ジップ

チップ!!

ごめんねチップ。

姉ちゃんはね、もう限界だったの。

1人にしてごめんね。

でも、きっとエディが助けてくれるはずだから。

もう、これでいいの。

愛してるよ、チップ。

アタシの

大切な 世界一可愛い弟

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