椎名夏美
村上春樹
椎名夏美
椎名夏美
…まさかこっそり付いてきて、こっそり見てたわけ?
いつからそんなストーカーまがいなこと…
村上春樹
かなえは神社に行くから、お前と一緒に帰ろうとしたんだ。
そしたら、2人ともいなかったしクラスメイトに聞いたら一緒に神社に行くとか話してたっていうから…
それでまたかなえのやつ、からかってやろうかと後追ったんだ!
椎名夏美
村上春樹
それで、後追って神社ついたらお前が境内の桜の近くで知らない男と話してたの見えたから。
相手、この学校の制服着てただろ?けど、見かけた事ないし…
椎名夏美
椎名夏美
村上春樹
椎名夏美
村上春樹
椎名夏美
村上春樹
椎名夏美
悪いけどかなえ待たせてるから戻るね
村上春樹
椎名夏美
村上春樹
椎名夏美
吉井かなえ
椎名夏美
吉井かなえ
椎名夏美
吉井かなえ
椎名夏美
吉井かなえ
吉井かなえ
椎名夏美
吉井かなえ
椎名夏美
吉井かなえ
椎名夏美
吉井かなえ
椎名夏美
吉井かなえ
椎名夏美
吉井かなえ
椎名夏美
吉井かなえ
椎名夏美
かなえは笑いながら奥へと歩いて行った。 今日も参拝客が多い。
椎名夏美
朔夜
椎名夏美
後ろから急に声がしたから、私は驚きの声を上げてしまった。
朔夜
声がした方を振り向くと、そこには学生服の姿でなく、帽子をかぶりカットソーにジーンズ、腰巻Tシャツ姿の朔夜が立っていた。
椎名夏美
朔夜
椎名夏美
朔夜
椎名夏美
朔夜
椎名夏美
椎名夏美
女性1
女性2
椎名夏美
通り過ぎる数人の女性の参拝客からちらちらと黄色い声が耳に入ってきた。やはり朔夜はもとより見た目がいいからか余計に目立ってしまっているような感じがした。
椎名夏美
朔夜
椎名夏美
朔夜
椎名夏美
朔夜の話によると、ここは元はある人のお墓でそこが塚となり、時代とともに村人や子孫の手によって柊神社となったらしい。 そして、自分は鬼神として崇められるようになったという。 小さい頃におばあちゃんから聞いたこの神社の話と同じだった。
椎名夏美
椎名夏美
朔夜
椎名夏美
朔夜
…ドクン…
朔夜が切なそうな表情で私を見つめられた時、私の中で何か込み上げてくるものを感じた。
そして、やっぱり私は懐かしさを感じていた… それは、小さい頃に出会った時とは明らかに違う…
朔夜
椎名夏美
朔夜がその言葉を口にした時、頭の中に私の知らない光景が見えた。
血まみれの朔夜 昔の服装を装った朔夜の姿 幸せそうに笑顔を向ける朔夜
椎名夏美
椎名夏美
私はちょっとだけ混乱しそうになったけど、軽く頭を振ってさっきのことを忘れようとした。 少しは落ち着いたけど…さっきのことまで忘れることができなかった…
朔夜
椎名夏美
朔夜
椎名夏美
朔夜
椎名夏美
その時、少し強い風が吹き、朔夜のかぶっていた帽子が飛びそうになった。 それを朔夜が手で押さえる。 そこからちらりと見えた角が見えた。 おそらく帽子は角を隠すために被ったのかもしれない。
風はさらに強く吹き、朔夜の長い髪がなびく。 朔夜はちょっと邪魔そうに髪を抑えていた。
椎名夏美
朔夜
椎名夏美
朔夜
椎名夏美
朔夜
椎名夏美
私は自分のカバンの中を漁った。朔夜の髪を結んであげようと思い、髪留めを探したの。
椎名夏美
椎名夏美
朔夜
椎名夏美
朔夜
椎名夏美
椎名夏美
朔夜
椎名夏美
私は手ぐしで髪を解いていく。
椎名夏美
私は三つ編みで編み込みして纏めることにした。 朔夜の髪は長かったため、少し時間かかったけれど…
椎名夏美
朔夜
朔夜は纏められた髪を触りじっと見つめる。 反応を見て、もしかして、気に入らなかったなかなと私は思ったの
椎名夏美
朔夜
椎名夏美
吉井かなえ
その時、かなえの声がした。 振り向くと入り口のところに立っていた。
吉井かなえ
椎名夏美
朔夜
椎名夏美
朔夜
朔夜は私に手を差し出してきた。 その手のひらには赤い宝石?のようなものがついたペンダントが乗せられていた。
椎名夏美
朔夜
椎名夏美
朔夜
椎名夏美
朔夜
椎名夏美
私は首からそのペンダントをかける。見えないように制服の中に隠す。
椎名夏美
朔夜
椎名夏美
朔夜
おばあちゃん
朔夜
おばあちゃん
朔夜
おばあちゃん
朔夜
おばあちゃん
朔夜
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