訓練所
あれから6日経った
泣いちゃう時もあるけど 何とか鍛錬をこなしてきた
他の鬼殺隊士たちは 午後から長期任務らしいから不在
ユメ
無一郎
ユメ
なってきた)
無一郎
終わりだね
ユメ
汗を拭いながら聞き返す
無一郎
ユメ
無一郎
ユメ
ユメ
ユメの鎹鴉
ユメ
ユメ
目を輝かせて ブラックホールを抱き寄せる
ユメ
ユメ
ブラックホール
無一郎
ユメ
ユメ
だからブラックホールに
した!
無一郎
大丈夫そう?
ユメ
無一郎
無一郎
あるんじゃ…
ユメ
ブラックホール
ユメ
ユメ
ブラックホール
ユメ
ブラックホール
ブラックホール
ユメ
無一郎
ユメ
銀子
ユメ
もう1匹来た 無一郎君の鎹鴉と思われる
無一郎
銀子
銀子
無一郎
ユメ
無一郎
ユメ
無一郎
西南
女の子
前方で隊服を着た女の子が 刀をブンブン回して抗っていた
ユメ
ユメ
ユメ
少しは強くなった)
ユメ
ユメ
ユメ
霜動飛(そうどうびゃく)
たくさんの光に包まれた直後 首が落ちた鬼は塵になって消える
ユメ
女の子
すぐに女の子に駆け寄る
ユメ
手を差し出す
女の子
女の子は私の手に掴まり 立つ
女の子
女の子は涙を拭う
女の子
ユメ
ユメ
ユメ
女の子
ユメ
女の子
女の子
知ってるんですか?
ユメ
ユメ
ユメ
女の子
助けてもらったんです
女の子
ユメ
女の子
女の子
ユメ
女の子
ユメ
詳しく聞かせてくれる?
女の子
6日前
山の中
女の子
誰か助けてください!!!
鬼が私に向かって手を伸ばしてくる
女の子
女の子
女の子
きつく目を瞑る
……………
女の子
女の子
そっと目を開けてみる
女の子
目の前に隊服を着た 柱の背中が見えた
無一郎
女の子
女の子
そう思った瞬間 涙が溢れてくる
女の子
無一郎
無一郎
一瞬で鬼は倒れた
女の子
無一郎
霞柱様がこっちに向かって 歩いて来る
無一郎
無一郎
女の子
無一郎
逃げてくれない?
女の子
女の子
女の子
足が動かなくて……
無一郎
無一郎
君は下山して
女の子
無一郎
君に何ができるの?
無一郎
無一郎
この時間も無駄なんだけど…
無一郎
早く下山してくれない?
女の子
女の子
無一郎
行くざまに振り返った 霞柱様
無一郎
全部倒したから安心して
下山して
それだけ言い残し 一瞬で居なくなる
女の子
西南
女の子
ユメ
ユメ
ユメ
この子には厳しいんだなぁ)
ユメ
嬉しい)
※調子乗ってます↑
女の子
柱目指してて、、
女の子
夢なんです
ユメ
ユメ
ノリで言っちゃったけど……)
女の子
ユメ
そろそろ帰るね
ユメ
女の子
ユメ
……帰ろう
今の話聞いてたら 無一郎君に会いたくなっちゃった
女の子
ユメ
女の子
ユメ
女の子
ユメ
ユメ
もしかして、無一郎君の事
好きなの?)
言葉にはならなかった質問を 心の内にしまう
ユメ
女の子
女の子
すみませんでした
ユメ
ユメ
女の子
この時何で名前を教えなかったのか私にも良く分からない
帰宅路
6日前って私が倒れた日か…
衝撃だった
ユメ
ユメ
ユメ
ユメ
ユメ
ユメ
無一郎
目の前に無一郎君が立ってる
ユメ
無一郎君を見るなり 抱きつこうとする私の体を 必死に抑え込む
ユメ
きっと泣いちゃう)
ユメ
お別れしたいもん)
ユメ
いるの?
無理矢理明るい声を出す
無一郎
いるの?
ユメ
ユメ
無一郎
無一郎
ユメ
ユメ
無一郎
ユメ
無一郎
ユメ
首を触られる
無一郎
かすり傷
無一郎
ユメ
むしろ全然気付かなかった
無一郎
ゆっくり手を離す無一郎君
ユメ
無一郎
気まずくなったので 女の子の話をしてみる
ユメ
女の子助けたんだよ!
無一郎
ユメ
この前、無一郎君にも
助けてもらったんだって!
無一郎
ないけど
ユメ
無一郎
無一郎
何でだろう 私の頬が緩む
ユメ
案外性格悪いのかも……)
ユメ
ユメ
ユメ
無一郎
腕を掴まれる
ユメ
無一郎
低い声で耳元で囁かれる
ユメ
ユメ
耳元を押さえる
ユメ
ユメ
ユメ
無一郎
無一郎