彩
あの、サーブの方法が分からないです。
安藤先生
うん?あー、サーブか。トスをあげたときに溜めをつくってみて。
彩
こう?
安藤先生
違う、こう。
彩
こうですか?
安藤先生
まぁ、それでいいや。
彩
ありがとうございます。
安藤先生
おう。
私は先生が好きだ。素っ気なくて無愛想で怖いけど、大好きだ。
彩
先生、物理が分からないです。
安藤先生
悪い、今から会議。放課後でいいか?
彩
はい。
先生は物理職員室を出て第1職員室へ向かった。その後ろ姿を見て少し悲しくなった
安藤先生
悪い、長引いた。
彩
もういいです(ニコッ)分かるようになったので。
安藤先生
おぉ、そうか。
彩
さようなら。
安藤先生
終わってんのに、なんでいたの?
彩
うん?
安藤先生
分かったんだろ?なんで帰らず、ここにいるんだ?
彩
ダメでしたか?
安藤先生
いいや。俺も少し気になった。
彩
えっと・・・、
安藤先生
早く帰れ。
彩
は、はい!
安藤先生
おい。
彩
はい。
安藤先生
ボール運んで。
彩
分かりました。
先生と2人で先生の車の元へ行く。心臓の音が聞こえそうだ。
安藤先生
洗車する必要があるな。
彩
・・・。
安藤先生
ほれ、持って行って。
彩
あ、あの!!
安藤先生
うん?どうした?
彩
先生って携帯持ってますか!?
安藤先生
いや、当たり前だろ。
彩
えっ・・・、いや・・・あの・・・。
安藤先生
連絡先か?
彩
はい!部活で必要なので!
安藤先生
なるほどね。090-○○○○-○○○○
彩
覚えられないです。
安藤先生
だろな。じゃあ、部活の時に連絡先の紙渡すよ。
彩
ありがとうございます!!
安藤先生
うい。
とりあえずここまでです!(実話を元にちょっとだけ盛ってます。いや、かなり盛ってますかね。笑)