ぺんと
思わずため息が出る。まじでこの後どうしよう.....
ぺんと
ぺんと
1人途方に暮れながらとぼとぼと歩く。周りから見たらさぞ滑稽なのかもしれない
だって、成人男性が1人で途方に暮れながら歩いてるんだよ?俺だったら目を逸らすよ、多分
そんなことを考えながらふと、目線をあげる。飲食店がある
ぺんと
何故かお腹は減ってないが、とりあえずご飯を食べようと思い、店に入る
落ち着いた雰囲気の店内は、比較的空いていて、いい感じだ
ぺんと
そこまで考えて、思考を振り払うように頭を振る。いいんだ、そんなことは。それよりも注文しないと....
適当にスパゲティを頼んで、料理を待つ。しばらくすれば美味しそうなスパゲティが運ばれてくる
ぺんと
ぺんと
スパゲティを目の前にお腹は依然すかなかったが、とりあえず1口食べてみる。絶対に美味しい。はずだった
ぺんと
いや、おそらく美味しいのだ。しかし、体が受けつけない。なんで.....?
ぺんと
その後吐きそうになりながらも、なんとか時間をかけて完食する。いたたまれなくなって会計を素早く済ませて急いで店を後にする
ぺんと
好き嫌いでもなく、味でもない。純粋に、何故か生理的に体が受けつけなかった。ふと、ある言葉が頭をよぎる
『ぺんとは死んだんだ!!』
2人のあの言葉。もし本当にそうだとしたら.....?
全てが腑に落ちてしまう。否定したい。気がつけば足が動いていた。確認しなければ.....
出向いて、後悔した。見たくなかった。事実として、受け止めねばならなくなった
ぺんと
確かにある、3人で出かけた記憶。途中から覚えていないので、記憶が途切れる直前にいたであろう道に行ってみた
確かにそこにあった。花や食べ物などが、お供えされていたのだ。しかも、バッチリ俺の名前が入っている
ぺんと
ぺんと
本当に幽霊にでもなってしまったのかもしれない。笑えない
嫌だ。
信じられないし、信じたくもないよ。
ねぇ、いぬたぬきくん、えんちょう。くん。
ぺんと
何かが、いや、何かを感じた
ぺんと
明確に、
鮮明に、
本能的に。
焦りにも似たそれ
本来ならば感じることは無かっただろう。でも、今は違う
感じたくはなかった。しかし、それを認識すれば、何故か無視できない。やらなければという焦りを感じる
早く、
とにかく急がないといけない。 早く、早く早く.....
ぺんと
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コメント
2件
泣かせるプロですかっ!?!? もう…食事シーンでやられた…0(:3 _ )~