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鈴木
鈴木
鈴木
フィンランドside
芬
...ロシアらしき後ろ姿を視界で捉えた。 高めの身長にあのウシャンカ...間違いない。
芬
全力で彼の名前を叫んだ。 ...その声が聞こえたのか、此方を振り向く彼。
その姿はやはりロシア本人で。
芬
露
芬
...時計を見てみると、残り僅か5分。 ...時間が無い。
露
少し人は減ったが、まだまだ人は多い。
人混みをかき分けながら門へと進む。 ...門は目前。
露
芬
俺は誰かに押され、バランスを崩し、地面に倒れてしまった。 ...残り30秒。
芬
露
此方に手を差し伸べるロシア。
...地面に倒れる直前に足を挫いてしまったみたいだ。 右足首のあたりがずきずきと痛む。
芬
芬
...足を挫いてしまったせいで立てなくなってしまった。 どのみち俺は此処で1つの国として終わる運命なんだ。
この諦めるしかない状況に何故か笑いが込み上げてくる。
露
...最後に見るロシアの顔は...泣いてる顔じゃなくて笑顔がよかったな。
芬
最期にロシアに我儘を言うなら...、
...来世でも恋人にしてほしいな