今宵、貴方に忠誠を

白音視点

ねぇ紫鬼、。

一生一緒って約束したでしょ、ｯ？

ねぇ、

紫鬼までアタシを置いてくの、？

ｯ、、たすけてよ、、

……

そっか、

紫鬼は、 紫鬼はずっとアタシと旅をしていた

S国の王家長女 嘘奇華 紫鬼に生まれていながら

S国の味方に着く気も 王家を継ぐ王女になる気も

全くもってなかった

アタシも紫鬼の家庭について 首を突っ込む気は無かったし

旅をしては たまに相談に乗って また旅をする

そんな感じでゆるーく旅を続けた

それでいいと思ってた

どのくらい経ったんだろう

紫鬼に出会って

この人なら

この人だけに

ずっと着いて行きたい

そう思ってアタシは あの時の満月を探し続けた

そんな強がった事言ってたけど

本当は最初から分かってた

あんなに綺麗な満月はもう見れない

それにね、あのお話にはもう1ページ 続きのお話があるの。

アタシは紫鬼と一生一緒に居たい

そう思って満月を探しに 家を飛び出た

だからアタシは読み残した最後の ページがある事に気づかなかった

一生一緒に居られる

それはただのおまじない 呪い の様なもの

神様のいたずらであり嘘ではなく 本当に一生一緒にいられる

その代わりに代償があった

最後のページに書いてあったのは

代償:貴方達2人分の命を。

ーーー、！！

白ーー！！！！

白音！！！！

バタッ

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