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本当はこんなはずではなかった...

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本当はこんなはずではなかった...

6 - 本当はこんなはずではなかった... 6話

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20

2022年01月11日

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yura

最後に最年少のIZUMI

yura

IZUMIは最年少なのにすごく頑張ってたよね

yura

歌もすごく練習してて

yura

何度も挫けそうになってたけど

yura

それでも前をむいて進んでいって

yura

今じゃ俺も超えるほど歌が上手になって

yura

正直に言うと凄く驚いてるんだ

yura

俺が初めIZUMIと会った時そして勧誘した時

yura

凄く申し訳なさそうに言ってきたの覚えてる?

yura

「俺歌下手だし何かも下手ですけど...」

yura

ってその時は俺の方が何も出来ないよって笑顔で終わっちゃったけど

yura

正直に言うとここの仲間に上手い下手は関係ないんだよ

yura

下手だったら練習を沢山すればいいんだよ

yura

実はね俺も最初すごく下手だったんだ

yura

だけどルラに会ってから俺の音楽人生が変わったんだ

yura

ルラと初めて会った時に俺言ったんだ

yura

俺歌下手なのに歌い手やってるんだって

yura

そしたらルラはね

yura

「僕は憧れの歌い手の人もいたけど強いて言うならやりたかったらだよ」

yura

「僕は歌い手をやりたかったらやってるだけで実はすごい下手だったんだ」

yura

「だけどそこから沢山歌っていったんだ...辛いこともあった」

yura

「もちろん泣きたかったときもあった...それに友達にはバカにされる...」

yura

「ずっとそうだったんだ...それで何度もやめようと思った...」

yura

「だけど絶対辞めないって決めて今までやってきたんだ」

yura

俺はそこで思ったんだ

yura

人に上手い下手なんて関係ないんだって

yura

それにやりたいことをやるそれが楽しい人生の過ごし方なんだって

yura

それでさ俺はその話を聞いた時1つ疑問に思ったことがあったんだ

yura

どうして辞めないっ決めたんだろうって

yura

それで聞いたらルラは

yura

「僕は昔から諦めたらその後からやりたいって思えなくなって」

yura

「毎回諦めるんだ...もちろう将来の夢も何回も諦めた...」

yura

「...子供みたいなんだけど歌い手やる前はいつか声優になりたい」

yura

「そう思ってたんだ...だけど自分に自信がなくなったのと」

yura

「僕はいつか絶対諦めるそう思ってたんだ...だからそんな夢捨てたんだ」

yura

「...だけど歌い手は違った...僕は歌がすごく好きだから」

yura

「この夢だけは諦めない...歌い手をやるまで絶対に4ねない」

yura

「そしていつか大切な仲間を作るまでは...」

yura

その話聞いた時俺はね

yura

諦めるなんて絶対にダメだってすごく思ったの

yura

その後から仲間を勧誘して

yura

そして最後に勧誘したIZUMIに下手ってワードが出てきて

yura

それで昔の俺を見ているようで

yura

ルラは俺をこんな風に見ていたんだって思った...

yura

そして俺も昔のことを全て話した

yura

そしたらIZUMIはその話をルラから聞いた昔の俺と同じ目をしていて

yura

俺は即座に

yura

IZUMIは俺よりも上に行くって

yura

俺より先に進んでいってくれる

yura

そう昔はIZUMIに期待してたんだ

yura

だけど今はもう違う...IZUMIはもうとっくに俺を越してる...いや...

yura

昔っから俺を越してたんだなって凄く...思うんだ...

yura

...ごめんなIZUMI俺はもうIZUMIの傍で成長を見守れない...

yura

ごめんな約束したのに...

yura

...だけどもうIZUMIは1人なんかじゃない支えてくれる仲間がいるだろ?

yura

俺なんかより俺の頼りになる...俺の誇りの...仲間に見守ってもらえ

yura

ごめんな...本当に...

本当はこんなはずではなかった...

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