『かなしみのなみにおぼれる』
手足二つずつ生えている程度じゃ
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ああ。疲れた。
けど,画面の向こうにいる,みんなのために。
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それが バカみたいに増えていくようだと 捨ててかなきゃいけないね
だから
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紫
紫
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意地汚いこの僕は ある日 不器用な自分を愛するのは 止めにすると決めたんだ 僕は
母親
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ピーピー🚨
医師
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小3 母親が亡くなった。
神様から授かったこの生命を 母から受けた生命を
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僕は 人並みには使えもしないので 今朝のゴミに出しました
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視聴者 2人
誰にも期待なんてされずに いよいよ開演を迫られて ついに幕を開けた人生劇場 客もいないままに
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心は重症 でも市場の薬じゃ…
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かなしみのなみにおぼれる どうもこの心は重症らしいが 市販薬も効かねえし それに 恥ずかしながらこの生活では 医者に頼る金もない
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だからぽっかり開いた傷口は 疾うの昔に爛れて ある日 傷口から垂れてた虚しさが ゲロ吐くように溢れた 教室の隅で読書をする 凛とした長髪のあの子は 僕が恋してると囃し立てられて いじめに遭いました かなしみのなみにおぼれる
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始発の小田急が毎朝僕を 怒鳴りつけては 飛び起きた僕の一日を今日も 轢き殺してく 生きるために 食べるために 大事な物を売り過ぎたようで いつまで経ってもこの大きな穴は 湛えられやしない かなしみのなみにおぼれる
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