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キリアット

ライアちゃん!消しゴム忘れちゃって...!

キリアット

貸してくれないかな?
一生のお願い!

ライア

はぁ、「一生のお願い」って、聞き飽きたよ

ライア

まぁ良いけどさ。2つ持ってるし。

キリアット

ありがとう!

彼女は「キリアット」という 私の幼馴染みだ。

彼女はどういうわけか、忘れ物が 多い。

学年...いや、学校の中でも トップクラスと言っても 過言じゃない。

そして、彼女の最近の口癖は...

キリアット

「一生のお願い!」

という言葉だった。

ライア

(体育の授業、案外楽しいかも)

今はサッカーの授業だ。 「サッカーらしいスポーツ」の方が正しいと思うが。

キリアット

わっ、危ない!

キリアットは、ここ最近疲れやすく怪我もしやすい。

キリアット

いったた...。すっちゃった...

先生

ライア、キリアットを保健室に連れて行けるか?

キリアット

一生のお願い!痛いよ...

ライア

...分かりました。ほら
行くよ。

キリアット

ありがとう...!

こんなのが毎日続く小4生活。

いっそのこと昔に戻ってほしい。

キリアットは、昔はこんな感じの 子じゃ無かったんだけどなぁ...

キリアット

いっつもありがとうね。

ライア

え、あ、うん...

小学生5年生になってようやく こうやって感謝された気がする。

キリアット

本当にごめんねとは思ってるの。ただ...

キリアット

苦しいんだよ。

ライア

苦しい...?何が...?

何で彼女が苦しいの? 私の方が苦しいはずでしょ。

私はこんなに我慢してるのに...

ライア

何で一番苦労してる私の前でそうやって言うの!?

キリアット

え...

キリアット

え...

何で怒られたの...?

何で頑張って言ってみたのに こうなっちゃうの!?

怒られた分辛くなっていって、私は

「死にたい」

って思う気持ちが強くなっていく。

こうなった最初は、私が 「精神的病気の人の気持ちはどんな感じだろう」

そう思ってなりきってみたことだ。

でも、今はもう「なりきる」じゃなくなっちゃった。

それがくっついてはがれなくなっちゃったんだ。

キリアット

...ごめんね...。そうだよね 。

キリアット

ライアちゃんまたね___

ライア

キリアットなんて...
"だいっきらい!!!"

キリアット

っ...!

キリアット

っ...!ごめんね...!それじゃ、またね。

ライア

...え、あ、ちょっと!
キリアット!キリアットってば!

ライア

待ってよ!

先生

ライアさん、廊下は静かに、ですよ。

ライア

...すみません。

これが私の人生の中の"一番"の 間違いだった。

ライア

なんであんなこと言っちゃったのかなぁ...

後悔だらけの、最悪な一日だった。

あれからかなりの年月が経った。

何故か奇跡的に学校が全て 一緒だったが、

そこでもやはりあれ以来一回も 喋っていない。

ライア

キリアット、元気かな。

ライア

...外に行こう。
気分転換にも丁度良い。

キリアット

久々に外に出たな...

あれからずっとやる気も元気も 出ない日が続いた。

今は少しはマシになったが、 それでもやはり生活していく上で 今の私がやれることは少ない。

仕事も大変だった。

キリアット

いっそのこと、飛び降りて自殺でもしようかなぁ...

キリアット

ライア...ごめんね...っ...。

キリアット

謝れなくて...。

ピーポー、ピーポーと、 サイレンの音が鳴り響く。

ライア

何があったのかな...。

私は周りにいた人に聞いて みることにした。

町の人

女の子が上から落ちてきて、死んじゃってたよ。

町の人

女の子が降ってきて...。
血が飛び散って、とっても怖かったわぁ。

全員、

「女の子が降ってきた」

と、言っていた。

私は恐る恐る見てみると。

絶望しかなかった。

ライア

え、キリアット...?

そう。降ってきた女の子は キリアットのことだったのだ。

ライア

キリアット...?
ねぇ!!嘘だって言ってよ!!

ライア

キリアット...!!

キリアット

...ライア...ちゃん...?

ライア

っ!キリアット!

キリアット

...本当の
「一生のお願い」

キリアット

...聞いてくれる?

ライア

うん...!!!

キリアット

僕は、君を愛してたよ...!

ライア

っ...私もだよ!

キリアット

あっはは...嬉しいなぁ...。

キリアット

...ライア、今まで本当に、ほんっとうに

ありがとう...!!!

ライア

キリアット!

ライア

...私も!ずっといけずでごめん!ねぇ、だから、

ライア

戻ってきてよ...!

キリアット

...ごめんね...!

ライア

...違うよ。ごめんねじゃなくって

ありがとう でしょ?

キリアット

...そうだね...!
ありがとう、ライア。

ライア

ありがとう、
キリアット。

愛してるよ...!!!

その後、彼女は病院に運ばれ、 息を引き取った。

ライア

キリアット。

ライア

昔一緒に作ったペンダント、覚えてる?

キリアット

...

ライア

あの時が一番最初の
「一生のお願い」
だったんだよ。

ライア

「このペンダントを絶対に忘れないで」

ライア

っていうね。

キリアット

...

ライア

...キリアットも、今、着けてるもんね。

ライア

神様、キリアットを生き返して。

ライア

これは、私からの

「一生のお願い」です

ライア

どうか...っ

キリアット

...

ライア

だめかぁ...。

ライア

ごめんね...っ...!

キリアット

...ライア...?

ライア

!キリアット!?

キリアット

ライア、ライアだ...!

ライア

う、

ライア

うわぁぁぁぁあ!!!

キリアット

「一生のお願い」、
効いたんだね。

ライア

ありがとう、ありがとう...っ

キリアット

こっちこそ、生き返してくれて、ありがとうね。

「一生のお願い」

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81

コメント

9

ユーザー

文才分けてくれよ、、、、うわあああああ(( 一生のお願い、、、

ユーザー

んー好こ

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