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れい
れい
れい
れい
れい
嗚呼、眠たい。 徹夜はしてないけど、眠たい。
今日も今日とて朝から総統室に こもってる訳やけど、昼過ぎに レイが書類回収に来た。
…なんか、よく眠れてないらしい。
グルさんが心配してた。
レイが堅苦しく部屋を出たら、 グルさんが話しかけてきた。
グルッペン
トントン
グルッペン
トントン
グルッペン
トントン
塩対応で応えると、グルさんは 一拍間を置いて面白がる様にもう一度 話しかけてくる。
グルッペン
再び同じ言葉。
次は本気で書類追加か、と考えたが その考えはグルさんによって まんまと消された。
グルッペン
トントン
怒ってる………?
何に。
トントン
グルッペン
トントン
グルッペン
グルッペン
トントン
グルッペン
トントン
トントン
グルッペン
トントン
グルッペン
トントン
グルッペン
すいっと、サインを延々と書いていた 万年筆がトントンに向けられる。
トントン
グルッペン
グルッペン
いささか過ぎている気もするが、と グルッペンが笑う。
グルッペン
グルッペン
トントン
トントン
静かに、手を止め俯きがちになる トントン。
それを見計らったグルッペンが パン!と手を打つ。
グルッペン
グルッペン
トントン
いつもなら休憩しよう、と言っても 「全然終わってないのに 何言ってんですかねぇ?」と にこやかに答えるトントンだったが、 今回は素直に部屋を出て行った。
………後でフォロー入れるか、と 思いながら自分の右腕を見送った グルッペンは冷蔵庫からコッソリ ロールケーキを取り出した。
まあ、そんなわけで指示通り 外をブラブラ歩いてたら、たまたま 出てきたレイと はち会ったってワケや。
さっきあんな話してただけに めっちゃ気まずい。
んでもってさっきから ゾムとエミさんかちらちら こっち覗いてる。
おいお前ら見てないで助けろや。
トントン
レイ
そんでレイはレイで一言も 喋らんしな⁉︎
いやホンマどうしよ………
ゾム
こいつ………直接脳内に………! (インカムを使ってるだけ)
ゾム
トントン
レイ
まず、口に出てもうた。
トントン
トントンがしどろもどろに言い訳を 始めようとした。
その時だった。
珍しく焦った様なロボロの大声が インカムから流れ出たのは。
ゾム
ゾムがインカムを耳から遠ざけ、 レイが軽く顔を顰めた所を見ると 2人にも連絡が入っているようだ。
トントン
幹部一斉連絡なんて珍しいやん、 なんて言う間もなく、インカムから 言葉は吐き出される。
ロボロ
トントン
ロボロ
『刺された‼︎』
トントン
その言葉に、脳は完璧なまでに フリーズしていたのに、体は勝手に 階段を駆け上がっていた。
いつも静かに開けろとあいつらに叱る 扉を減速することなく勢いよく開き、 目を見開く。
総統席のデスクの横では殺気まみれの ショッピくんが犯人と思しき男を 床に押さえつけ、一番速くについた ゾムは目を閉じたグルッペンを 静かに抱き上げていた。
彼から流れる紅に目眩を覚えた トントンだったが、 そうしてはいられないとすぐに行動を 開始した。
医務室に着くと、しんぺい神はすでに 治療を始める準備をし終えていて、 雑面越しからでもわかる 神妙な顔つきで此方を見た。
処置をするからと外に出され、 しばらくすると
しんぺい神
という声と共に医務室の扉が開いた。
しんぺい神
しんぺい神
そう言われ通された医務室の隣……… 幹部専用病床には、我らが総統、 グルッペンが眠っていた。
目を伏せている彼をみて 言いようの無い怒りが沸いてくる。
そしてそれは、部屋全体に広がった。
どうして守れなかった。 どうして気付かなかった。 どうして彼は目を開けない。
怒りと、悔しさと、悲しみと。 色々な感情が混ざり合った俺たちに 告げられたのは、
この状況には無慈悲すぎる 言葉だった。
ショッピ
ショッピ
ショッピ
「1人、内通者が 存在する みたいです」
れい
れい
れい
れい
れい
れい