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主
たったの3日間
たったの3日間の間に なんで
可愛らしい笑顔で元気を くれた彼と いっつも俺を助けてくれる 優しい彼と
実の弟のように可愛がった 親友を、彼を
失わなければ いけなかったのだろう
日頃の行い? これまでの生きてた 人生での過ち?
レウクラウド
……誰も 失いたくなかった
でも、そんなのは 俺の中の”希望”にしか すぎないってことが
緑色の彼の死後の 夜の事だった
ぺいんと
泣き崩れる黄色の彼
らっだぁ
青…瑠璃色の彼が 黄色の彼の背をさする
食卓テーブルに座って 向き合う自分らは 生きているようで、 生きていないような 曖昧な表情だった
今までで亡くなったのは 3人
ぽつり、ぽつりと 穴が空いて
すごく寒くて 涙が溢れて
???
声の主はわからなかった
ただ、ぼそっと呟かれた その言葉に
今まで亡くなった人達の 絶望感を感じた
食事をする気にも なれなくて、 そのまま時間を過ごして
夜になった
クロノア
青色の彼が呟く
金豚きょー
クロノア
コンタミ
クロノア
起きている時間が決まった
紺色の彼(11時〜) ↓ 瑠璃色の彼(12時〜) ↓ 青色の彼(1時〜) ↓ 黄色の彼(2時〜) ↓ 俺、赤色(3時〜) ↓ 金色の彼(4時〜)
絶対に誰も死なせない と誓って
紺色の彼以外全員寝た
ぺいんと
ぺいんと
黄色の彼に方を揺すられて ゆっくり目を覚ます
レウクラウド
レウクラウド
ぺいんと
赤く目を腫らして 少し微笑んだ
10分
異臭がする
血生臭い、鉄っぽい 嫌な匂い
レウクラウド
床にぽたぽたと 紅い液体
キッチンの方へ 続いていた
1つ
2つ
3つ
4つ
レウクラウド
キョロキョロと見渡す
どこにも繋がってない
……一応残しておこう
紅い液体を拭き取らずに わざと出て行ったとしたら 指紋や、跡があるはずだ
誰がやられた?
金色、青色、瑠璃色 と順々に脈を確認する
黄色の彼は俺の 前から起きてたから そんなはずはない
本当に嫌だった
絶対に彼だという 確信が持ててしまう
レウクラウド
案の定、死んでいた
紺色の彼の上に かかっている布団を めくると死因がわかった
心臓の部分がぽっかり 空いて、小さなナイフが 突き立てられていた
レウクラウド
誰がこんな酷いことを するのだろうか
残虐な殺し方、どんな 人間ならこういうことが 出来るのだろうか?
どうすることも出来なくて 呆然としていたら いつの間にか金色の彼を 起こす時間になっていた
レウクラウド
金豚きょー
レウクラウド
金豚きょー
レウクラウド
金色の彼は大きく目を 開いて紺色の彼の元へ 行き
金豚きょー
と言って布団をめくった
金豚きょー
言葉が出ないようで 目を大きく開いたまま 固まってしまっていた
レウクラウド
金豚きょー
目を合わせ頷く
俺は黄色の彼を 起こした
レウクラウド
寝ぼけた顔の青色の彼が 皆に問う
クロノア
クロノア
らっだぁ
ぺいんと
クロノア
青色の彼
らっだぁ
瑠璃色の彼
ぺいんと
ぺいんと
黄色の彼
レウクラウド
ぺいんと
ぺいんと
レウクラウド
金豚きょー
金豚きょー
ぺいんと
レウクラウド
ぺいんと
彼を疑うのはおかしいと 思う、でも、俺は……
黄色の彼が皆を 殺しているんだ、って 思う
クロノア
らっだぁ
紺色の彼の枕元には 今までとは違う、黒紙の 手紙が置いてあった
クロノア
裏返してd・pからの 手紙をみる
クロノア
乾いた笑いと、青色の 目から落ちる小さな涙は 彼の頬を伝って手紙に落ちた
From.d・p あぁ、たのしい! たのしい、たのしい、たのしい 私はすごく幸せだ つぎはこれをみた お前だ Dear.k
それを見た瞬間 景色が揺らいだ
体が倒れていく感覚を 覚えながら黄色の彼の ニヤリとした横顔を見た
最後に彼は
青色の彼の
綺麗な目にナイフを 突き立てた
主
主
主