『ねーねー』
『私の事好きー?』
「知らん」
『ねーねー!!』
「はぁ…鬱陶しいな」
『む……じゃあ何で付き合ってんの!!』
「仕方なくに決まってんだろ」
彼女と付き合って約1年
飽きっぽい性格の俺は
彼女に飽きてきていた
彼女は好きかどうかを確認したがる
何で女ってそうなんだろ
めんどくせーな
明日も会うから
「別れを切り出そう。」
『お家デートって久しぶりだねー』
「ん」
『何かもっと無いの?』
「うるさいな…」
『はぁ…もういいよ』
『帰る』
「え、ちょ…」
「待って!」
『!!止めてくれるn』
「別れよ」
彼女はそれから何も言わずに出ていった
俺の予想とは全く違った
……もうあいつのことなんか考えないどこう
それから何日経っただろう
彼女のことなんか忘れかけていた頃
一通の電話が来た
これは…彼女の番号
消し忘れてた…
まぁ…出てみるか
「もしもし」
『あ、俺くん…?』
「そうだけど」
『この前、言えなかったとこ言うね』
『今までありがと、大好』
ツー……ツー
途中で終わった通話
彼女が突然通話を辞めることなんてない
嫌な予感がする
数時間後
家のインターホンがなった
扉を開けると
彼女……では無いけど彼女そっくりの人がいる
『初めまして』
声までそっくり
『彼女の妹です。』
「はぁ…」
『俺さんのことは姉からよく聞いてました』
『かっこよくて、正直で、お勉強はイマイチだけどとても思いやりのある人だと。』
「……」
『そんな姉が』
『今日のお昼頃に交通事故にあいました』
『病院に…行ってあげてください』
『じゃないと、安心して眠れないみたい……』
俺は駆け出していた
財布もスマホも持たずに
ただ走り続けた
着いた先には
苦しそうな彼女
「……ごめんな」
「こんな俺で」
「こんな……」
「今頃言っても遅いよな……」
「俺…お前の事が好き……」
一瞬彼女が笑ったかと思うと
彼女は
静かに息を引き取った
『大好き』
そう聞こえた気がするのは
空耳だろうか
失ってから気づいても
失ってから言っても
失ってから知っても
もう遅い
って思ってませんか?
案外
どこかで聞いてるのかも知れませんよ…
コメント
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うん笑
うん、ありがとうwww
るい氏…面白いね笑 るい氏って呼ぶね