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律ー！おはよー！起きてー！
とある少年の部屋に、別の少年の声が響き渡る
実鳴 律
ハッ！朝だ！
その声を聞き、情報屋兄弟の兄、実鳴律は起き上がる
実鳴 律
うぅーん、歩斗の声を目覚ましにしてから毎朝気持ちよく起きられる…
ブラコンなのは分かるけどそこまで来るとキモい
実鳴 歩斗
律ー！
別の部屋から律の弟、歩斗の声が聞こえてくる。
実鳴 律
今行くー
実鳴 律
おはよ、歩斗
実鳴 律
今日の朝食は？
実鳴 歩斗
今日はねー！目玉焼きだよー！
実鳴 律
おぉー！美味そう！
実鳴 律
他は？
実鳴 歩斗
ないよ！
え？
実鳴 律
そっか！
受け入れんな
実鳴 律
いただきまーす
実鳴 歩斗
いただきまーす！
2人で目玉焼きを食べる
実鳴 律
ご馳走様でした
実鳴 歩斗
ごちそーさまでした！
実鳴 律
腹減ったな…スーパーでなんか買ってくるわ
実鳴 歩斗
ついでに僕のも買ってきてー！
実鳴 律
おけ
そりゃ目玉焼きしか作らなかったらお腹空くわ
実鳴 律
……
律は、道を歩きながら能力を使っている。
実鳴 律
今は掃除してるのか…可愛い
目玉を操作して歩斗の様子を監視…
実鳴 律
観察と言ってくれ
……観察…している
実鳴 律
あれ？また料理作ってる？
実鳴 律
俺に何か買ってきてって言ってるのに…
実鳴 律
あ、もしかして待てないのか？
実鳴 律
可愛いなぁ〜
ドンッ
実鳴 律
って！
星香 彩理奈
あ……すみません…お怪我はありませんか？
実鳴 律
え？あぁ…大丈夫です…
星香 彩理奈
いえ、それは良かったです
星香 彩理奈
あなたがよそ見しててぶつかったのに怪我されて訴えられるのはごめんですからね
彩理奈はそう言い放つと歩いていった
実鳴 律
……
実鳴 律
なんなんだあいつ？！
実鳴 律
まあいいや、早くスーパー行こ
実鳴 律
えーと、オムライスとー…パンとーおにぎりとー…
実鳴 律
ん？
律は監視…観察しているものを見て固まった
実鳴 律
なんだこれ…
歩斗は誰かを家に招いたようだった。
実鳴 律
てか…えええええぇ？！？！
瑠衣代 莉愛
スーパーでは大声は出さないようにお願いするヨォ
実鳴 律
こいつ…こいつっ…！
実鳴 律
さっきぶつかったやつじゃねぇか！
実鳴 律
なんでこいつがここに…いや、ただの客かもしれん…
でも、様子を見ていると、歩斗と彩理奈は楽しそうに笑いあっていた
実鳴 律
なんで…なんで…こいつ…許さねぇ
実鳴 律
俺を差し置いて歩斗と楽しそうに話すなんて…許さねぇ！
弟の交友関係くらい認めてやれ
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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