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りょう

今日がクリスマスイブとか信じられへん…

りょう

さとみ君サイドの運命の赤い糸、どうぞ!

俺には他の誰にもないものがある。

“運命の赤い糸”を見ることができる。

もちろん自分の糸も

正直繋がってるのは好きな奴じゃない。

けどそれが運命なら、仕方がないじゃんか?

そう思うだろ?

この糸は好きな気持ちが大きくなれば伸びるスピードは格段に速くなる。

だから、俺の糸は全く伸びない。それに、繋がってすらいない。

じゃあなんで運命の人がわかるかって?

薄く、点線みたいなルートに沿って糸が伸びてるからそれに沿って探せば見つかるんだよ。

はあ、こんなもの、見えなければよかったのに。

そういえば、色の濃さはあんまり運命の人とは関係ないんだな。

俺のは“あいつ”に対する思いからか熟れきった果実よりも赤い色をしている。

さとみ

おーい、ころん?

ころん

え、あ!さとみ君!

は、なんであいつの糸切れてんの?

昨日までは繋がってたのに。

さとみ

?どうした

ころん

ううん。なんでもないよ?

さとみ

そーか?じゃあ帰ろーぜ

ころん

う、うん。

その時俺はころんが俺の糸を切るのを見た。

さとみ

あいつ、俺の糸切ったよな。

そう、“これ”が見えないやつには切るどころか触ることすらできないはず。

ということはあいつは見えてるのか?

ていうかこれ、切ってもよかったんだ...。

考えたってしょうがない!

直接聞いてみよう

さとみ

ころん、今日の放課後、音楽室に来れる?

ころん

ん?いいよー

さとみ

また歌の練習付き合ってよ

これでばれないだろ

ころん

はーーい

ほら、怪しみすらしない。

音楽室についたはいいけど、しばらくころん来ねぇし、

寝とこ。

数分後

~~~~!?

~~!

さとみ

うるっさいな

さとみ

あー、ころんか

スウウウウウウウウ

さとみ

こrrrrrろん!うるっせーな!

ころん

あ、さとみ、くん

涙目はやばいだろ、おれの理性が...

ん?こいつ赤い糸ちぎってんの?

さとみ

ころん、お前

うわー、回復力えげつな

さとみ

これ、見えてるな?

ころん

!?

さとみ

悪いな、ころん

お前がその気なら。

ブツンッ

ころん

なに、して

さとみ

知ってるか?

ころん

あの、さとみさん

さとみ

見てろ

お前が悪いんだからな。

俺の糸ちぎったり、なら、俺だって。

この先がだれにつながってようが関係ない。

例えば、この前切られたこれが新しい相手に繋がってようと。

そして、それがころんだろうと。

もう一度結びなおしてしまえばすべて一緒だ。

もう、逃がさないから

ほら、くっついた。

ころん

さとみ

ころん、お前、俺のこと嫌いじゃないよな?

つなげれば、それは独占

りょう

おおう?

りょう

なんかヤンデレっぽくなったけど違うからね!

りょう

またね!
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