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悲清水...😭ハッピーエンドは作れますか?作らなくても良いですわよ!
ラブ子視点です! これでもう最終回 悲清水😭
ひとしが突然、学校に来なくなった。 既読もつかない。 電話も鳴らない。
最初は体調悪いのかなくらいだった。 でも時間が経つほど胸がざわついた。 心臓の奥が、 ずっと冷たくなっていくようだった。
そんなある日。 ひろしさんと話している時、 ふと気づいた。
ひろしさんの目が笑っていなかった。
ラブ子
そう言った瞬間、彼は 1度だけ目を伏せた。 そして小さな声で呟いた。
野原ひろし
胸が嫌な音を立てた。
ラブ子
沈黙。 怖かった。 でも、耳を塞ぐことができなかった。
野原ひろし
世界が一瞬にして 白くなった気がした。
耳鳴りがして、何を考えればいいのか分からなくなった。 頭では理解しようとしてるのに、 心が拒否している。
ラブ子
気づけば泣いていた。 声が震えて何度も途切れた。 涙が止まらなくて、 呼吸すらできなかった。
ラブ子
ひろしさんは、悲しそうに、 でもどこか諦めた顔で言った。
野原ひろし
その言葉がいちばん刺さった。 私のためになんて、そんなはずない。 そんな間違った愛、望んでなかった。
ラブ子
それだけ言って、わたしは逃げるように背を向けた。 ひろしさんが 何か言った気がしたけど、 振り返らなかった。
--これが、最後になった。
数日後。 わたしの家に一通の手紙が届いた。
差出人は野原ひろし。
手が震えて封を開けてみると、 中には1枚の紙。
そこには、たった1行だけ。
ごめん。こんな俺で。
涙が落ちて、文字が滲んだ。
返事なんて、もう出せなかった。 悲しいのか、 悔しいのか、 怖いのか…… 何を感じてるのかさえ 分からなかった。
ただひとつだけはっきりしてる。
--あの日から、私の中のひろしさんはもう戻ってこない。
物語は、そこで終わった。
でも胸の奥には、消えない痛みだけが残った。
バットエンド。 それがわたしたちの 最後だった。