TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

ギーク

おらおらァ!

ギーク

最初の威勢はどこにいったんだァ!?

X

………

ギーク

答える気はねぇてか?

X

これはこれはすまないなぁ…

X

あまりにもお子様のような低レベルな攻撃に呆れてしまっていたよ

ギーク

んだとこのやろぉ!!?

X

いいか?

X

その体に刻むといい

X

攻撃というのはこうするものだ

ギークの攻撃を軽々といなして腹部に重い一撃を食らわせる

ギーク

グガッ!!?

X

安心しろ今回はただのパンチというものだ

ギーク

(ば、馬鹿な……)

ギーク

(素の一撃がこの威力だと!?)

ギーク

(俺の腹にまるで巨大なイノシシが激突したかのような痛みが走ったんだぞ!?)

ギーク

(それほどの力が素の一撃だと!?)

ギーク

(ふざけやがって……)

X

どうした?

X

お前と違って俺はただの一撃しか与えてない

X

手数が多ければいいってもんじゃない

X

だからといって今のように力が高ければいいとも限らない

X

まぁ今回は相手が雑魚であったから力でねじ伏せることが可能だったけどな

ギーク

んだと…

ギーク

この俺を……

ギーク

この俺を雑魚と貴様言ったな!?

X

あぁ

X

それが事実だからな

ギーク

もう容赦はしねぇぜ…

ギーク

万が一お前が計画しているものを正直に話す可能性を考えて優しくしてたが…

ギーク

んな事はもう関係ねぇ!

ギーク

お前をここで葬りさればその計画そのものはお釈迦になるからなぁ!?

X

お前に容赦されるほど俺は弱くない

X

その言葉を使うのはどちらかと言えば俺だ

X

俺のが優しさを残していたからな

X

さっきの一撃も加減してやったんだ

X

俺が本気で殴ればお前なんて爆散する

ギーク

口だけは達者なこった!

ギーク

だが、こいつを見てその言葉を言い続けることができるのかなぁ!?

ギークは剣に魔法式を描きそれを行使する

するとその剣は青のオーラを纏う

ギーク

【水刃】とでも名付けておくか

ギーク

この状態で貴様の剣と鍔迫り合いになったら貴様の剣は簡単にポッキリ逝くぜ?

X

ふっ…

ギーク

あぁ?

X

その程度力でイキるな恥ずかしい

ギーク

この程度だと!?

X

お前のその技は俺もできる

X

なんなら少し前に俺と手合わせした男

X

サヅキという者の方がお前の技より出来がよかったな

ギーク

嘘をつけ!

ギーク

これは高等技術なんだぞ!?

ギーク

魔法を物体にコーティングなんて…

X

だから俺は簡単に出来るんだよ

Xはそういい難なく同じように剣に魔法をコーティングしたのであった

ギーク

なっ!?

X

ほぉ?馬鹿なお前でもこれぐらいは見てわかるのか

ギーク

(俺のものより明らかに練度が違う…)

ギーク

(漏れ出る魔素に無駄がない…)

ギーク

(肉眼で見えるほどのその青のオーラ)

ギーク

(しかしそのオーラはとても小さく剣先を覆ってるものは微々たるものだ)

ギーク

(オーラが小さければそれは上手く練れてないものの証拠のはずだが…)

X

言葉を失うほどとはな…

X

このくらい余裕で出来なければお前は俺を殺すことは夢のまた夢だ

X

先程述べたサヅキという男は既にこのレベルまで到達していたぞ?

ギーク

馬鹿な!?

X

それをたった1日でな

ギーク

うそ…だろ?

X

貴様如きに嘘を言う理由がない

X

さて、話が少しズレたな

X

どうする?このまま戦闘を続行するか?

ギーク

うっ…

ギーク

やってやる……

ギーク

貴様のその計画を聞き出し

ギーク

【ヴィーナス】様にその計画をお話するのだ!!

ギーク

そうすれば俺の階級が上がり

ギーク

さらなる力を得ることが可能だからな!

X

やれやれ……

X

貴様のような奴はいつまで経っても出世なんて出来ないだろうな

X

力の差というものを見極められぬ奴にはな…

ギーク

うるせぇ!!

ギーク

こいつでもくらいやがれぇ!

刀身に纏っていた青のオーラをXに向けて力いっぱい放つ

三日月型のその刃はXを首を狙っていた

X

その発想は嫌いではない…

X

だがしかし判断を誤ったな

Xの刀身を覆ってる青のオーラは徐々に姿を変えていき剣先にオーラが集まった

そしてそのオーラは個体にと変わり、その個体は氷にとなっていたのだ

刀身が伸びたその剣を前にただ構える

迫り来る三日月型の真空刃のようなものを切るわけでもなくただ構える

その真空刃がとうとうXの剣と接触するが剣は折れることなく

むしろ放たれたその真空刃がふたつに割れ後ろの大木を切り落とすことになった

ギーク

あ………ああ……………

X

闇雲に飛ばすのはナンセンスだな

X

本来の使い方は今のこの状態だ

X

纏わせたその魔法をただコーティングするのでは無い

X

術式が完成してるのならその術式を唱えその目に見える形の状態にし

X

それをまとませないと意味が無い

X

そのわかり易い例が今のこの状態だ

X

俺の剣に氷を纏わせたこの状態が基本形態だ

ギーク

(勝てない………)

ギーク

(甘かったのだ俺は……)

ギーク

(もう…勝つ手段は………)

X

その顔はどうやら万策尽きたという顔だな

X

戦意喪失した者を痛ぶるのは好きじゃない

X

負けを認めるのなら俺は命までは取らない

ギーク

ほ、本当ですか!?

X

あぁ…

X

痛ぶるのは俺の趣味ではないからな

X

代わりにひとつ頼まれ事をして欲しい

ギーク

その程度でしたらなんなりとお申し出ください

X

なら、この先にある人物がいる

ギーク

それは?

X

度々話しているサヅキという男だ

X

文明を開花させようとしてる奴らの1人だ

X

そいつを葬り去って欲しい

ギーク

お易い御用です

X

恐らくサヅキ自身は一対一を申してくる

X

その意見を飲み込んでしまえばサヅキの仲間たちは何も言えない

ギーク

相手からもうさない場合はこちらからでもよろしいのですか?

X

あぁ構わない…

X

俺に殺されたくなければはやくサヅキを消してきな

ギーク

承知しました

震える剣を鞘にしまい急ぎでサヅキの元にと向かうギーク

X

X

行ったか…

X

せめてアイツには最低限の働きはしてもらわないとな…

X

どの道やつは死ぬことになる

X

俺が直接手を下すことなくな……

圧倒的な強さを誇るX

彼の計画とは一体何なのか……

世界滅んだので創り直しになります

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

26

コメント

1

ユーザー

Xはめちゃくちゃ強いらしいです

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚