小説

私は心菜（ここな）

１５歳　中学校３年生だ

Twitterのフォロワー５００人を超えるまぁまぁなインフルエンサーだ

私は病んでいるアピールをする。

別に病んでいるわけでもない。

病みツイートすればみんな心配してくれる、W

私はかわいそーな子なんだもん

この子は幼馴染のゆな

今日はあともう１人の幼馴染と出かける予定。

そして私のTwitterを知っているたった１人のリア友

今来たのはもう１人の幼馴染陸

私の初恋の人でもある

でも陸が好きなのは、

ゆな、だもんね

諦めよう

ゆなのTwitter名は杏

特に投稿もしていない。

いわゆる見る専だ

ゆなの父は本当のお父さんじゃない

ゆなの本当のお父さんは交通事故で亡くなった。

ゆなの母は再婚して今は新しいお父さんがいる

ある日ゆなは言ったんだ

ゆなはそう笑顔で言った

ああ、作り笑いなんだな

本能でそう思った。

優しすぎんだろ

私はそんな由奈が大好きだった。

次の日

朝登校すると、ゆなと陸はもうついていた

やっぱ諦められない私がいた。

ずっと好きなんだもん

その人夕方、私と陸は学校に残って、学園祭の準備をしていた

陸が私に言いたいこと、？

まさかね、

期待してはいけない

でも期待してしまっている私がいた

もしかしたら陸と同じ気持ちなのかもしれない

帰りが楽しみだ

日直でよかったと、心から思った。

帰りはだいぶ暗くなっていて、

夕日が私たちを照らしている。

ドキッ

胸の鼓動が早くなっていく

お願いっ神様

どうか私の恋を、実らせｔ

俺、ゆなが好きなんんだ

俺、ゆなが好きなんんだ

俺、ゆなが好きなんんだ

俺、ゆなが好きなんだ？

一気に地獄に落とされた、そんな気がした

ヤバイ、、話が入ってこない

何言ってんのこいつ

私の好きな人は、、

苦しい

胸が痛い、、

ああ、ほんとに病むって、

私は逃げるようにその場を離れた

もうあたりは真っ暗だった

ばたん（扉が閉まる音）

涙があふれる。

期待した自分がばかだった

でも、好きなんだもん

荷物運びで、、重いものを持ってくれたのは陸

小さいころこけた私を、慰めてくれたのも

幼稚園でお母さんに会いたくて泣いていた私の隣にいてくれたのも

小学校で友達がいなくて１人の時、声をかけてくれたのも

陸だよ

正気を失った私は

無意識にTwitterを開けていた

あっという間にいいねとコメントが増えていく

ゆなからのDMに血の気が引いた

どうしよう、

次の日の朝

わたし、ゆなに

ひどいことした、、

放課後、私はゆなを、思い出の詰まったこの海岸に呼び出した

そして、陸が好きなこと

陸に言われたこと

名前を隠してすべて話した

ゆなは察したのだろう

どうして

どうしてそんなに優しいの？

ゆなのほうがつらいでしょ

ゆなのほうがつらいでしょ家のこと、いろいろあって

親友に消えろなんて言われて

それなのに好きな人と縁切るなんて

いつもホントの気持ち全部隠して

笑顔でいて

中学校１年生

入学式後

大丈夫、もう大丈夫

陸への気持ちは完全に吹っ切れていた

病みツイートももうやめよう

ありがとう