さよなら僕たちの世界。

それから俺は 中学に行くことはなかった。

勉強は出来る限り頑張り、 分からないとこはお父さんに 教えてもらった。

それから時がたって中学３年の冬

華澄が引っ越してきた。

ガチャ。

華澄は俺と違って さっぱりした性格で、

俺がなんで学校に来ないのとかは１度も聞いてはこなかった。

華澄は俺の事を分かってるかのように、俺に喋りかけた。

俺が行きたいといった高校に華澄も行くと行ってくれた。

俺がこの学校を選んだのは 中学の奴が誰もこの高校を 選ばなかったからだった。

そして、無事に高校に受かって

入学式の日

そんな簡単に塞がるものではなかったんだって。

俺の名前は刹那真白だ！！

覚えとけよ！！

お前が学校に来るまで、 お前ん家おしかけてやる！

顔がカッとあつくなった。

真白が部屋を出ようとするから 俺は服の裾を引っ張った。

真白はこっちに振り向いて ニヤッと笑った。

ガチャン。

俺はその場にしゃがみこんだ。

い、い居て下さい…。

椥が2階の窓から俺を見た。

叶うなら、

皆とずっとこの先も

一緒に生きていきたい。