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お母さん
あんたって子は！何にもできないのね！
ゆきな
ごめんなさい
お母さん
もういいわ！
お母さん
部屋に戻ってなさい！
べしっ
ゆきな
痛っ…！
お母さん
あんたなんてうまなければ良かった！
ゆきな
ごめんなさい…
私は母から虐待を受けている
学校にて
せいな
ゆきなあんた私の机になにさわってんの？
りむ
うわっさいってーきったなw
ゆきみ
せいなに謝りなさいよ！
この子達は私のことをいじめてくる3人組
机にちょっと当たったぐらいで土下座させようとする
ゆきな
ごめん…そんなつもりは…
せいな
キモイんだけど…
せいな
せんせーい！机かえてくださーい！
先生
何かあったのか？
りむ
ゆきながせいなちゃんの机にカッターで傷を付けたんです！
ゆきみ
そうそう
りむ
私たちちゃんと見てました！
ゆきみ
わたしも！
せいな
もちろん私も！
せいなが先生に机を変えてくださいという前にカッターできった傷のことを私に押し付けてきた
ゆきな
ちがっ…
先生
ゆきなさん…あなた最低ですよ…人のものを傷付けるなんて
せいな
ほっとそうですよね！
りむ
うんうん！
ゆきみ
私もそう思う！
ゆきな
そんな…
先生
ゆきなさんちょっと職員室に着いてきなさい
ゆきな
そんなっ…！
先生
あなた退学です。
ゆきな
えっ、どうしていきなり…
先生
当たり前でしょう。なにしろせいなさんの机に傷を付けたからね
せいなの両親は有名な会社の社長その気になればこの先生だって辞めさせられる人達だった
先生たちはそれにビビってせいなのことになるとオーバーになる
ゆきな
困ります！いきなり退学なんて…母になんて言えば…
先生
そんなことは知らないんでね。とにかく校長先生にも報告しましたから。
ゆきな
そんな…
先生
校長先生の指示ですからねぇ先生も逆らえないんですよ。
ゆきな
うぅ…
先生
とにかく今日は帰りなさい。あしたあなたの両親し話に行きますから。
ゆきな
分かりました…
このままここにいても何も変わらないと思って今日は家に帰ることにした
ゆきな
はぁ…どうして…？
誘拐犯
動くな！
ゆきな
わっ！
誘拐犯
助けを呼んだらどうなるか…分かってるだろ？
ゆきな
ぐっ…
誘拐犯
乗れ
私は車に乗せられた
私は手を縛られたけれどどうして口を塞がないんだろう…
誘拐犯
ついたぞ
ここは誘拐犯の家みたいだった
ゆきな
ここはあなたの家？
誘拐犯
うん、そうだよ
急に態度が急変する誘拐犯
誘拐犯
ごめんね…こんなに強引に誘拐するつもりじゃなかったけど。
ゆきな
え、どういうことですか？
誘拐犯
ぼくは君を誘拐すると共に助けようとしたんだ
ゆきな
たすける…？
誘拐犯
君、虐待されてるだろ？
誘拐犯
虐待だけじゃない学校ではいじめられ、先生にも見捨てられたんだろ？
誘拐犯
そんな君が見ていられなかった
この人は一体…急な事が多すぎて理解が追いつかない…
ゆきな
あの、どうしてそれを知っているんですか？
誘拐犯
もちろん、全部しってるさ
ゆきな
えっ
誘拐犯
だってぼくは君を
誘拐犯の正体はなんなのか…
誘拐犯
ずっと見てきたからね
ゆきな
な、なんか怖い…
誘拐犯
ふふっ、そうだよね…でも君を見捨てられなかった。見捨てたくなかった。
ゆきな
…
誘拐犯
ま、まずは！自己紹介をしたいとね！僕の名前は
けんと
けんとって言うんだ
なんだかわからない…誘拐された人が優しくあったかく感じる…この人は私を辛い所から救い出してくれた。
ゆきな
ありがとう…
私は辛い場所から救い出してくれた人に思わずお礼を言ってしまった
けんと
辛かっただろう…
けんとさんは私の頭を優しく撫でてくれた
私は思わず泣き出してしまった
この人は私の恩人だ…
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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