2人だけの甘い楽園。

一体どこまで逃げればいい

どこまで行ったら自分は"ジユウ"になれる？

そもそも"ジユウ"ってなぁに？

ねぇ、＿＿＿＿教えてよ、

酸素が薄い。

ﾊﾞﾀｯ

散々走ったせいで呼吸が荒い。

めまい、が

とおく、に、

これは幻聴、？？

どう、して、

ｶﾞﾀｯ

扉がゆっくりと開き出す。

嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だｯｯｯ

せっかくここまで来たのに？

寧々の思いは？

全部、"無駄"なの、？

最後の力を振り絞り、

立ち上がって走り出す。

にげるんだ、

逃げるんだ

もっと遠くに、。

嫌な寒気がした。

はぁｯｯｯ、はぁｯｯｯ、

はぁあｯｯｯｯ、はぁあｯｯｯｯ、

はぁｯｯｯｯ、はぁｯｯｯｯ、

真っ暗な部屋。

結局残った体力を立ち上がることに消耗し、

今や隠れんぼ状態だ。

恐怖でどうにかなりそうだ。

見つかれば殺される。

殺されれば終わり。

ずらりと並んだロッカーやクローゼット。

きっと、もう、

気づかれている。

彼が思いっきり扉を叩く。

ｺﾂｺﾂ

は、？？？

思考が停止する。

意味がわからない

どうする、どうする、どうするｯｯ!?

だめ、だ、

あたまがまわら、ない

くる、しい

取っ手に手をかける。

わかってる、

彼にはもうバレて、

ｶﾞﾁｬﾝｯｯｯ

壁に押し付けられる。

怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い

彼の目には一切ハイライトがない

声が出ない。

いきができない、

彼が納得している。

どういう、？

ﾎﾞｷｯｯｯｯ

あしｯｯｯ、あしがｯｯｯ、

痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い

くす、り、？

体が一瞬にして凍りつく。

小さな小瓶を取り出す。

彼が口の中に含む。

そのまま段々、顔が近づいてくる。

唇と唇が重なる。

あまりの衝撃に口を開いてしまった。

舌が入ってくる、

舌と同時に、

謎の液体で口が満たされる。

ｺﾞｸﾝ、

言われるがまま、飲み込む。

ﾄﾞｸﾝｯｯ

むねが、ｯｯ

あたま、まわんないっ、

折れた足を触られる。

彼が自分のモノあたりをくるくるとなぞる。

肩に倒れこむ、

きもち、いい、

背中を撫でられるだけでビクビクする。

なにかの波が段々押し寄せてくる。

目の前に火花が飛び散る。

ちかちか、するぅ

余韻で身体が動かない。

彼に横抱きされる。

もう、にげられない、

○月✕‪✕‬日(4日目) 可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い♡♡ ただ、薬を盛っただけで簡単にイクなんて♡♡ どうして、みんなオレをおかしいって言うんだろうなぁ。 欲しいものを手にして何が悪い？ 手に入れるまで徹底して何が悪い？ オレはどうしようもなく類が好きだ。死ねと言われたら死ぬ気でいるし、なんだってする♡♡ だって、オレのものだから♡♡♡♡