医者には記憶が戻ったことも話した。
いむ
ほんとよかったよおお
りうら
ちょ、、ここ病室、、
いむ
ごめんw
りうら
ははっ
これで全て終わったんだって思ったよね?
終わってなんかない。
自分が一番理解している。俺はもうすぐ死ぬんだ。
そんなことを考えながら話した他愛もない会話が最期だった。
ほとけっちが病室から出たあと俺は苦しくなってすぐに死んだ。
りうら
ゼーゼーハァハァ
りうら
(今更ナースコールなんて押さないよ)
りうら
ほとけっ、、ち、、ありが、、とうポロポロ
りうら
バタッ
最期に話した時は元気だった。
、、、いや
元気なふりをしていたんだ。
分かっていたんだ。りうちゃんは。
僕には死ぬ所をみられたくなかったんだって考えた。
けど認めるしかなかったんだ。
だってりうちゃんは、
いむ
僕のあげた花を持って死んでるんだもんポロポロ
いむ
本当は友達に見送られたいよね。
いむ
でも、
いむ
花言葉まだ教えてないのになぁ。
いむ
なんでいっちゃったのさ?
いむ
りうちゃん。
花言葉は「幸福」だよ。
届いてるといいな。
5年後
今年も僕は君の命日にカスミソウを摘んでいます。
あの時は一本だったけど、
今は花束だよ。
いむ
最期の時に
いむ
花束を渡したかったな。
最期の花束を。
エピローグ [幸福の花束] ここまでご視聴ありがとうございました! 最期の花束は完結しました。