kiriyan
…。
目の前で -桔梗(ききょう)-色の眼の人 が倒れた
彼の腕からは赤黒い液体が服に じわじわ滲んでいく__
smile
スー…スー…
呼吸は正常だが 本当に大丈夫なのだろうか…
-もし、仮に死んでしまったら-
-苦しかったら-
-痛かったら-
俺は何をしてあげられる?
何も出来ない
なぜこの人間のことを考えると 胸が痛い
kiriyan
早く目を開けて
もう一度桔梗色の瞳を魅せて__。
smile
んっ……?ぅ……っ…ん?
目をうっすら開けると___、
-淡黄(たんこう)-色の尾が 頬を撫でる___。
kiriyan
んっ……、ふぁっ…ぅ…ん、
smile
ぁぇ……
俺の布団の隣で寝ていたのは、 桜の木の上にいた彼___、
俺をここまで運んでくれたのだろうか_。
smile
……。
頭を撫でた…ふわふわしていて 触り心地が良い__。
少し火照った頬が色気を増し 思わず唾を飲み込む_。
smile
ちょっとだけ…。
『ちょっとだけ』何回も自分をこの言葉で 甘やかした__。
smile
…っ、ダメっ、……。
尻尾に触れるだけで もしかしたら、彼は 起きてしまうかもしれない___。
我慢し、髪の毛を弄る
kiriyan
んっ…ぅ、……
寝息さえ、エロいと思う 俺は、重症かもしれない__。
kiriyan
んっ…?
彼が目を覚ました
慌てて、髪弄っていた手を 退かす___。
kiriyan
んぇ…、起きたんだ…。
彼と目が合った
smile
あっ……えっと…ぅっ、ん!?
えっ……キスされました(唐突) 唐突にファーストキス奪われました()
これや、もしや寝惚けてる?
smile
あぇっ、……
kiriyan
んっ、…ふふんっ、…
smile
寝惚けてます?
kiriyan
んーん?ねぼけてなぃょぉ
これは、寝惚けてるな() 何なら、酔ってない……か…?
kiriyan
んっ、…。
smile
んぅっ…、ふっ
kiriyan
ふーっ…
smile
んっ、…
kiriyan
ふっ!?んっ……ぅ、ん、…
この後、何度もキスしあったりして まったり過ごした()