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甘い血の俺R

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甘い血の俺R

14 - 甘い血の俺 14

♥

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2022年07月22日

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桃赤 黄赤 青赤 橙赤

地雷さん逃げてください 通報しないでください

甘い血の俺14

青くんsaid

初めて君の首から吸う血は

どんな女の子の血より甘く 頭の脳が溶けそうになった

僕は夢中になって君に吸血した

青くん

ジュッ、、、ジュルル♡

赤くん

ッ、ぃ、ぁッ、、、ぅ/

赤くん

や、やめてッ、、、あ、お先輩ッ/

赤くん

ぁッ、う、ふぁッ、、、/ポロポロ

なんだよ、気持ちいから 喘いでるくせに

なんで泣くんだよ

イラつきからか もっと君に噛みついてしまう

赤くん

ッ、ぅ、ぃたッ、、、/ポロポロ

青くん

、、、ジュルッ

ガチャ、と扉が開く音がした

するとそこには僕の兄の桃くんがいた

桃くん

ッ、青ッッ!!

桃くん

何してるんだッ!?

桃くんは僕たちの間にはいり 赤くんを引き離した

赤くん

ッ、も、桃先輩ッ、、、ポロ

桃くん

赤ッ、大丈夫か?

赤くん

は、はい、、、ッ

桃くん

青、お前どうしたんだよ

青くん

、、、別に

青くん

最近血もらえなかったから、イライラして無理やり吸っちゃっただけ

桃くん

な、無理やりって、、、ッ

桃くん

んなことしたら、赤が可哀想だろッッ

、、、なんなんだよ、 たかが餌に本気になっちゃって

血をもらったのに気分が悪い

桃くんにも赤くんにも、、、

僕がイライラして 桃くんも俺に怒ってイライラして

空気がどんより重くなっているなか

赤くんが気まずそうに口を開いた

赤くん

ッ、、、あの、、、

赤くん

、、、俺、大丈夫ですよ、、、?

青くん

は?

桃くん

赤、、、?

赤くん

、、、確かに、、、首からとか無理やりは嫌ですけど

赤くん

血をあげれなかった俺にも、、、非がありますし、、、

何言ってんの、コイツ?

どこまでいい人ぶって 僕たちから信頼を得ようとしてるの?

はぁ、だから人間って嫌い

小汚い手ばっかり使ってくる 本当に腹立つ

青くん

なんなの、赤くん、、、?

赤くん

えっ?

青くん

そんなにいい人ぶらないでさぁ

青くん

桃くんに泣きついて僕を悪者にして

青くん

生徒会長っていう大きな存在から守られる存在になりたいんでしょ?

赤くん

ッ、ちがッ!

青くん

は、そんないい人間、、、いな

その瞬間、僕の顔にばちん、と 大きな音が鳴った

じんじんと痛み、耳がキーンと鳴った

桃くん

、、、ちょっと頭、冷やせ、、、

桃くん

行こう、赤

赤くん

えっ、も、桃先輩ッ!

桃くんは赤くんの腕をひき 生徒会室をでていった

青くん

うざ、、、

桃くんsaid

青が赤を呼んだと聞き

青にも先を越されると思い

急いで生徒会室へ行くと、、、

赤の首から吸う青と

ぽろぽろ泣いている赤

この状況から見て無理矢理 吸血したと悟り

俺は弟を叱る、"正義感の強い赤を 守るいい吸血鬼"を演じた

青がどうして イライラしてたかはさておき

青には感謝している

だって赤の好感度を上げる いい土台になってくれたんだから

桃くん

大丈夫、、、赤?

赤くん

ぁ、大丈夫です

桃くん

首、痛む、、、?

赤くん

少し、痛みますが、全然平気です!

桃くん

、、、ごめんな、青には俺からもよく言っておく

赤くん

ぇ、ぁ、ほんとに大丈夫ですッ、!

赤くん

そんなに、青先輩をせめないでください、、、

桃くん

、、、

桃くん

赤、そんなに無理しなくていいよ?

赤くん

え?

桃くん

嫌だったなら、はっきり嫌って言わないと、、、

桃くん

体がもたないよ?

桃くん

、、、青には言わないから、正直に吐いちゃいなよ

今の優しい俺という設定なら

赤の化けの皮を剥がせるかもしれない

そう思い、俺は赤の頭をなで 直接聞いてみた

赤くん

、、、

赤は俺のことをじっと見つめて

ふにゃ、と微笑み口を開いた

赤くん

桃先輩、ありがとうございます

赤くん

でも、誰だって間違えちゃうことはあるし

赤くん

それを責めようとは俺は思わないです

赤は真っ直ぐとした目で俺に向かって 真剣に話している

こういう考えの人間は あまり見たことがないから

どう対応すればいいか分からない

赤くん

だから、、、

赤くん

俺は青先輩を信じて待ちます!

桃くん

、、、

桃くん

、、、誰しもが黄みたいに謝ると思ってる?

赤くん

いいえ、思ってませんよ

桃くん

じゃあどうして信じられるの?

赤くん

んー、、、

赤くん

青先輩だから、ですかね、、、?

桃くん

青、だから?

桃くん

どうして?

あんな悪ガキの どこを信じようというのか?

赤くん

青先輩って実は根はいい吸血鬼だと思うんですよね

桃くん

え?

青がいい吸血鬼??  程遠すぎて信じられん、、、

赤くん

だって、黄ちゃんが倒れた時とか必死になってたし

赤くん

放課後、文句言いながらお爺ちゃん先生の手伝いしてたのとか

赤くん

結構青先輩が人助けするとこみてるんですよね

桃くん

、、、そーなんだ

青くん

、、、

青くんsaid

僕はあの後2人をつけていった

赤くんの汚い所がみれると思ったからだ

でも話を聞いてみたら

僕を責めようともせず、むしろ 僕を信じようとしている

訳がわからないこんな人間いるはずない

けれど、なんだろう、、、

僕の顔は今、猛烈にあつい

心臓がうるさい、苦しい、辛い

青くん

な、に、、、?/

青くん

心臓、うるさ、、、/

黄くん

あーあ、堕ちちゃった

青くん

ッ!?

後ろから憎たらしい声が 聞こえると思ったら

黄くんが呆れた顔で僕をみていた

青くん

は、堕ちたって?

青くん

てか、なんでここにいるのさ

黄くん

放送が青ちゃんだと知って赤が危ないと思って駆けつけたんです

青くん

なにが、危ないだよ

黄くん

青ちゃんの考えていることなんかお見通しです

黄くん

どーせ、赤の血を首からもらおうとしてたんでしょ

ほんと、可愛くない弟、、、

青くん

堕ちたってなにさ

黄くん

、、、

黄くん

まぁ、あんなこと言われたら堕ちますよね、、、ボソッ

黄くん

青ちゃん、赤のこと好きになったんじゃないかなーって

青くん

は!?

なんで僕がエサなんかを 好きにならないといけないんだよ

黄くん馬鹿だと思ってたけど ここまでとは

黄くん

その馬鹿にしたような顔本当にやめてくださいニコッ

青くん

いや、ほんとに馬鹿でしょ、、、

青くん

僕がエサなんかを好きになる訳ないじゃん

黄くん

でも、青ちゃん、顔真っ赤ですよ?

黄くん

それにさっき、ぼそっと心臓がうるさいみたいなこと言ってませんでした?

青くん

それは、、、

それは、、、なに?

青くん

ッ、、、わかんないッッ!!

黄くん

、、、

黄くん

ま、好きじゃないならそれでいいですよ

そういうと黄くんは 赤くんたちの方へ歩きだし

僕をじっと見ていった

黄くん

僕は、赤のことが本気で好きです

青くん

ッは!?

黄くん

青ちゃんがもし赤のこと好きだとしても

黄くん

僕は絶対に譲りません

黄くん

それじゃ

黄くん

あ、でも

黄くん

赤のこと傷つけたなら謝ってくださいよ

黄くんは捨て台詞を言って

赤くんと桃くんの間に割って入った

まるで2人の邪魔をしているかのように

ていうか、、、

は?赤くんを好き? 何言ってんの?エサ相手に?

馬鹿でしょ、馬鹿すぎでしょ、、、

エサを好きになるなんて 馬鹿なはずなのに

なんだろう

そう思うと、僕の胸の中がちくっと痛む

青くん

、、、

青くん

、、、わかんないよ

青くん

誰かを好きになったことなんてないんだから、、、

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どうも、林檎です。 テラーは、このお話メインで 活動しようかなと思います。 短編はほとんどプリ小説だと思います。 今日プリ小説投稿したのでぜひ 読んでいってください。

この作品はいかがでしたか?

3,004

コメント

48

ユーザー

ブクマ失礼します!最高です✨

ユーザー
ユーザー

しばらくTERRORログアウトしてて 見てなかったんですけど、 続き気になりすぎて 帰ってきちゃいました💦 青くんが先でしたか! やっぱこの作品好きです!

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