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俺は広間に到着すれば中を見渡し声をかけた。

へし切長谷部

不動、部屋に戻るぞ……って、なっ……!?

広間をよく見れば、主を押し倒している不動の姿があった。その様子に俺は開いた口が塞がらない。

柘榴

あ、長谷部!助けて~!

広間の入口で、長谷部の声が聞こえ私は助けを求めた。すると慌てた様子で長谷部がこちらに寄ってきた。

へし切長谷部

あ、主!不動、貴様…!!!

長谷部は不動の首根っこを掴みあげ、私の上から退けてくれた。

へし切長谷部

主!ご無事ですか!?

柘榴

助かったよ長谷部〜……ありがとう…

やっと重みから解放され、私は身体を起こした。すると長谷部が頭を下げた後に不動に向き直った。

へし切長谷部

不動、貴様主に何をした

不動行光

何もしてないけど?

長谷部をあまり気に入っていないのかプイっと顔を逸らしてしまう不動。その様子に長谷部は大変ご立腹であった。

へし切長谷部

っ……主。すみませんが、この辺で失礼します。ほら、行くぞ不動

不動行光

ちょ、離せって……!!

長谷部は私に再び頭を下げてから、不動の首根っこを掴んだままズルズルと引きずって部屋に戻って行った。

柘榴

……あれは怒られるやつだ

そんな2人を見送り、1人になった私はお風呂場に向かうことにした。すると、何処からか声が聞こえた。

…さにわ……とうけん……わたしのほんまる……カエセ

耳に残るその高めの声に、私は少し立ち止まり辺りを見渡した。だが、誰もいなく、とても不気味に感じた。

柘榴

寒い寒い……

脱衣所に着けば、寒い中服を脱いだ。それにしても、さっきの声は何だったんだろう…。女の人の声みたいだったけど…でもうちの本丸は刀剣男士ばっかりだし……。そんな事を考えながら、お風呂で身体などを洗い湯船へと浸かった。

柘榴

はぁ…考えるのはもうやめよう

今はゆっくりリラックスしないと!そう思い温かい湯船に癒されていると、少し離れた所でブクブクとお湯が動いていた。

柘榴

……えっ、なんでブクブクしてんの…誰かいる……?

まるで誰かが潜っているような感じにブクブクしていた。私は気になり、ゆっくりと近付けば、お湯の中から誰かが飛び出してきた。

ぷはぁ!あーもう、潜ってられねぇ!

柘榴

きゃあ!だ、誰?

湯船から出てきたのは、青い髪を持った子供だった。 私はあまりにも驚き過ぎて開いた口が塞がらない。

…あ、やべっ……

その子は、私の顔を見れば再び湯に潜ろうとしていた。

柘榴

ちょっと…待ちなさい!誰なの!?

湯に潜ろうとしている彼の腕を掴んで潜るのを拒んだ。おかしいよね?なんで湯船に知らない子がいるの!?この前の宴でも見ていない子だし…。逃がすわけにはいかない。そう思い、私はショタに逃げられないようにぎゅっと抱きしめた。

なっ…!ちょ、離せよ!

抱きしめると、恥ずかしそうに頬を赤くして照れているショタ。可愛い…

柘榴

離さないからね!それで、君は誰?

はぁ…見つかったモンはしかたねぇ……。俺は、太鼓鐘貞宗!通称貞ちゃんだ、好きに呼んでくれて構わないぜ!

観念したように自己紹介をしてきたと思ったら、こちらを見ながらいい笑顔を見せてくれる。ん?太鼓鐘貞宗って…光忠が言っていた子?

柘榴

ねえ、貞ちゃんは光忠のこと知ってる?

太鼓鐘貞宗

もっちろん!って…みっちゃんを知ってるのか!?

柘榴

知ってるってゆうか…いつもお世話になってるからね!それと、光忠が貞ちゃんを探してたから

光忠が探していたことを伝えれば、貞ちゃんはすごく嬉しそうに笑った。

太鼓鐘貞宗

みっちゃんに会うの久しぶりだから楽しみだ!

柘榴

明日会わせるからね!…って、なんで貞ちゃんはお風呂に居たの?この本丸では見かけたことなかったけど…

太鼓鐘貞宗

あぁ、俺今までずっと小屋に居たんだ

柘榴

小屋って、外にあるあの小屋…?

太鼓鐘貞宗

そうだぜ!主、他の奴らだけ持ち帰って、俺に気付いてくれねぇんだもんなぁ

柘榴

ごめん…でもなんで顕現されてるの?

太鼓鐘貞宗

あんたの神力が漲ってるから、勝手に顕現できたみたいだぜ!動けるようになったから、たまにはお風呂にでも入っかなぁと思って来たわけ!それに、此処の本丸の空気も美味しくなったしなぁ

そう話しながら、可愛い笑顔を見せてくれる貞ちゃん。どうやら怪我もなく、前任に何かされたような傷などは見られなかった。

柘榴

そうなの!?自分じゃ全くわからないからなぁ

太鼓鐘貞宗

あ、あのさ……胸、当たってんだけど

柘榴

へ?え、あ、ご、ごめんね…!

此処はお風呂、そして2人は裸、そして密着している。正確に言えば私が貞ちゃんを抱きしめている。さっきまで全然気にならなかったが、改めて指摘されるとちょっと恥ずかしい。私はゆっくり貞ちゃんから離れた。

太鼓鐘貞宗

主って、なんてゆうか…無防備だな。そんなんじゃ、襲われちゃうぜ?

柘榴

…いやいや、それはない!

もう襲われてます、なんて言えない。私は苦笑いを浮かべながら誤魔化した。

太鼓鐘貞宗

油断したらダメだって、気をつけないとな!

柘榴

ありがとう、貞ちゃん!

太鼓鐘貞宗

おう!あ、俺そろそろ上がるけど、どうする?

柘榴

貞ちゃんが出るなら私も出ようかな

太鼓鐘貞宗

んじゃあ出ようぜ!

そう言って私達はお風呂を上がった。

脱衣場で体を拭き、服を着れば貞ちゃんはこちらを振り返った。

太鼓鐘貞宗

じゃ、俺は小屋に戻るからっ

柘榴

貞ちゃん、本丸に住まないの?

太鼓鐘貞宗

んー、だって俺の部屋ないし?

柘榴

光忠の部屋に住んだらいいよ!きっと光忠も喜ぶと思うし!

太鼓鐘貞宗

いいのか!?

柘榴

もちろん。じゃあ早速行ってみよっか

柘榴

光忠~、いる?

燭台切光忠

あ、主。どうしたの?

柘榴

太鼓鐘貞宗、見つけたよ

燭台切光忠

本当!?

太鼓鐘貞宗

久しぶりだなみっちゃん!

大倶利伽羅

貞…!

鶴丸国永

貞坊か!?

太鼓鐘貞宗

久しぶりだな!

柘榴

じゃあ私はそろそろ戻るね。皆でゆっくりするといいよ

燭台切光忠

主、ありがとう

太鼓鐘貞宗

ありがとうな!

大倶利伽羅

…礼を言う

鶴丸国永

主、貞坊を見つけてくれて感謝するぜ

柘榴

うん、またね!

四天王が突然ブラック本丸の審神者をやることになりました

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