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この時は私はかなり疲弊しきっていた 仕事場の同僚が突然休んでしまい私が休みを返上して出勤することになった
麻耶
仕方ない事とはいえ私も同じ人間なのにな....と心でブツブツと呟いて仕事をこなしていた
麻耶
麻耶
黙々と仕事をこなし退勤時間が迫って来た頃には外はすっかり暗かった
麻耶
麻耶
会社から私の住んでるマンションまでは結構離れており駅に会社が近いのにもかかわらず電車が苦手な私は車で通勤していた
麻耶
変わらない いつもと同じ毎日 いつもと同じ毎日のはず 何で 何でこんなことが起きたのか 何故私なのか....
麻耶
麻耶
麻耶
麻耶
毎日お風呂に入った後は乾燥も兼ねて浴室のドアを開ける癖があった私は違和感が出てきた
麻耶
麻耶
疲れている その言葉で違和感をかき消して早く休みたかった私はお風呂に入った
麻耶
麻耶
麻耶
私のマンションのゴミ収集所は駐車場をこえて道路沿いにあった
麻耶
麻耶
時期は冬を過ぎた春前 まだ長袖が必要な季節であった 寒いのが苦手な私は急いでごみ収集所まで行った
麻耶
麻耶
気づかなきゃよかった.... ずっと下を向いて歩いてればよかった....
麻耶
麻耶
麻耶
何故 何故私の車の中に人が座ってるの....? 髪が無い やせ細ってる 目はずっと開いたままずっとまっすぐを見つめている
麻耶
麻耶
麻耶
私は気づかれないように急いで他の車に隠れてバクバクの心臓をなんとか鎮めようと深呼吸を繰り返した
麻耶
麻耶
私のナンバーだ....
麻耶
麻耶
麻耶
私は呼吸を整えて歩みを進めた あの人に気づかれないように ゆっくり ゆっくり 足音をたてずに
麻耶
怖い 怖い ゆっくり部屋まで行ってる間にも後ろにあの人がついてきてたら? 直ぐ後ろにびったりと私についてきてたら
考えたくもない妄想がどんどん膨らんできて私はつまづきそうになりながらも まっすぐと自分の部屋だけ向いて歩いた
麻耶
麻耶
恐怖で鍵の解錠にもたつく
麻耶
麻耶
私は部屋に飛び込んだ 急いで鍵を掛けてリビングまで走った
麻耶
麻耶
警察
麻耶
警察
麻耶
私は事の経緯を順を追って説明した 相手が警察だとわかってからは安心したのか少しづつ落ち着きを取り戻していた
警察
麻耶
警察
麻耶
わからない 思い出せばあの人は髪が無くかなりやせ細っていたので性別が判断出来ないでいた
警察
麻耶
警察
麻耶
それから数十分後 私の携帯に警察から着信があった
警察
警察
麻耶
警察
麻耶
私はとにかく誰かに話していたくて母に電話した
母は同じ長崎に住んでいたが就職した私は一人暮らしを考えていたので家を出た たまに休みの日は家に遊び行っている
麻耶
母
久しぶりの母の声に涙が溢れてきた
麻耶
母
私は最初から話した 泣きながら話したもんで聞きずらかったろうに母は優しく相槌を打ってくれた
麻耶
母
麻耶
母
麻耶
明日、母が霊感が強い友人を連れてきてくれるという事だった
麻耶
そして あの人の顔が何度も思い出してしまい その夜は一睡も出来なかった
運良く午後から休むことが出来た私は急いで電車でマンションへ帰った
母は既に駐車場で例の友人の方と話していた
幸枝
麻耶
幸枝
麻耶
幸枝さんは私の方をじっとみつめてきた
母
幸枝
麻耶
母
幸枝
麻耶
幸枝
麻耶
私達は外がまだ寒いということもあり詳しい事は部屋で話すことになった
麻耶
幸枝
母
麻耶
幸枝さんはリビングの座布団に座ると私をまたじっとみつめてきた
幸枝
麻耶
幸枝
幸枝
麻耶
幸枝
麻耶
幸枝
麻耶
母
幸枝
麻耶
これで大丈夫 御守りを持ってたら次第に霊は離れていくと幸枝さんから言われて私は安心した
母
麻耶
幸枝
麻耶
幸枝
麻耶
麻耶
幸枝
麻耶
幸枝
麻耶
麻耶
幸枝
幸枝
麻耶
幸枝
麻耶
麻耶
幸枝
麻耶
母
母と幸枝さんは最後まで私を心配して帰って行きました
麻耶
部屋に戻りリビングへ入ると
麻耶
3つ机に置いてあった湯呑みが1つ床に落ちている
麻耶
変だ そうだ 変だったんだ
麻耶
麻耶
昨日の事もあったので私は意識はして浴室のドアを全開にしておいた 当然、母や幸枝さんは浴室へは入れてない
麻耶
麻耶
麻耶
麻耶
見たくない 見たくない 心臓がバクバクと早鐘を打つ
麻耶
髪が無く
麻耶
やせ細って
麻耶
瞬きをしない目が真っ直ぐと
麻耶
私を捉えて歩んでくる